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本会議会議録
議会補足文書
令和４年９月静岡県議会定例会
| 坪内 秀樹（文化観光委員会委員長） 【 委員長報告 】 発言日： 10/14/2022 会派名： |
○議長（藪田宏行君） 次は、文化観光委員会委員長 坪内秀樹君。
（十六番 坪内秀樹君登壇 拍手）
○十六番（坪内秀樹君） 文化観光委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百七号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」であります。
まず委員から、私立学校物価高騰対策支援事業費の金額の根拠及び使途についてただしたところ、当局から、学校種ごとの令和三年度決算額に物価上昇率を掛けた金額から単価を算出している、物価高騰の影響を受けた学校の運営費に充当し光熱水費の上昇の影響を受けた給食費にも充当できるとの答弁がありました。
次に、東アジア文化都市の過去の開催地の状況とその評価及び本県らしさを示すための取組内容についてただしたところ、過去の開催地では都市間における青少年交流を通じ国際交流人材が育成され、また美術館の入館者が過去最高を記録するなど実績が上がっている、本県としては世界文化遺産である富士山やＳＰＡＣを活用した事業のほかスポーツ、食、ファッション、教育など様々な分野と連携した多彩なイベントを切れ目なく開催し本県の文化の魅力をアジアに向けて発信する、さらにアーツカウンシルがこれまでに培ってきた地域に浸透している事業も取り込み中国や韓国との交流につながる地域の事業などを東アジア文化都市認証プログラムとすることで多くの方々に参画してもらう取組を進め、アフターコロナの文化再興の一大チャンスとして県内全域で盛り上げていきたいとの答弁がありました。
次に、富士山静岡空港の国際線再開に向けた取組についてただしたところ、新型コロナウイルスの水際対策の緩和状況が国ごとに異なっており当面は最も緩和されている韓国と近々緩和される台湾をターゲットにして進めていきたい、韓国については八月に出野副知事が訪問した際に二年間の運休による静岡県の認知度低下を受け共同プロモーションを提案されたことから今月中には空港振興局長が韓国を訪問して協議を行うこととしている、また現地旅行会社を訪問して旅行商品の造成やチャーター便の運航などの具体的な意見交換を行うこととしている、なお台湾についても航空会社を訪問して路線の再開を要請している、いずれの航空会社からも路線就航に当たってはプロモーションだけではなく搭乗率を向上させるための商品造成や販売強化が必要だと言われているため、補正予算を活用したプロモーションや広告支援のほか航空会社や旅行会社が行う海外旅行商品販売への支援を行いたいとの答弁がありました。
次に、大規模国際スポーツ大会のレガシー創出に関し大規模国際大会開催以外の取組についてただしたところ、レガシーの象徴として大規模国際大会を開催し運営のノウハウを引き継ぐことに加え、サイクルスポーツセンターにおいては全日本マウンテンバイク選手権などの国内大会の誘致やアスリートの卵の発掘事業を行うとともに県と周辺三市による健康づくりの事業も実施している、またラグビーに関してもワールドカップ三周年記念として九月二十五日に関西大学リーグＡリーグの試合を静岡県内で初めてエコパにおいて開催するなど国内大会の誘致に努めるほか、ブルーレヴズやアザレア・セブンの選手が各学校に出向いてラグビー教室を開くなど多角的にレガシー創出に取り組んでいるとの答弁がありました。
そのほか、ふじのくに文化財オータムフェアの取組状況、ＳＰＡＣの認知度向上に向けた取組、ヴァンジ彫刻庭園美術館の譲渡申入れに対する検討状況、「今こそ しずおか 元気旅」に関し地域クーポン券の取扱いと周知方法、障害者スポーツの認知度向上に向けた取組などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百七号は全員一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）
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