本会議会議録

議会補足文書

平成26年６月静岡県議会定例会

髙田　泰久（企画くらし環境委員会） 【 委員長報告 】
発言日： 07/09/2014
会派名：ふじのくに県議団

○議長（多家一彦君）　次は、企画くらし環境委員会委員長　髙田泰久君。
　　　　　　　（三十八番　髙田泰久君登壇　拍手）
○三十八番（髙田泰久君）　企画くらし環境委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
　今回、当委員会に付託されました案件は、第百三十一号議案「県営住宅明渡し等請求事件の提訴について」外一件であります。
　最初に、企画広報部関係から申し上げます。
　まず委員から、人口減少対策の今後の進め方についてただしたところ、当局から、七月に人口減少に関する有識者会議を立ち上げ年内に短期と中長期の両面から政策提言をいただく予定である、また今後、施策の検討を行う髙副知事を本部長とする庁内対策会議と有識者会議とが相互に緊密な連携を図ることにより効果的な施策を構築していく、さらにこの施策を強力に推進するため、県内の各界各層の代表の方々による県民会議を設置しオール静岡で取り組んでいくとの答弁がありました。
　次に、内陸のフロンティアを拓く取り組みの現状についてただしたところ、県内全域への拡大に向けた取り組みとして、ことし五月に十市町二十四区域を内陸フロンティア推進区域として指定し、重点的に支援していくこととした、今回指定した推進区域には沿岸都市部の新たな取り組みも見られており、他の沿岸地域の市町に対して、こうした取り組みを参考に秋に実施する二回目の推進区域の指定に向けて検討するよう働きかけていく、また支援策については、工業団地の整備や企業進出に対する支援に加え企業の事業継続につながる支援策の拡充などについて、関係部局と連携をして検討していくとの答弁がありました。
　そのほか、再生可能エネルギーの導入促進の取り組み、自治体クラウドの今後の進め方、地域外交を進める上でのイスラム圏とのかかわりなどについても質問等がありました。
　次に、くらし・環境部関係について申し上げます。
　まず、議案第百三十一号及び第百三十二号について県営住宅家賃の長期滞納者に対して住宅明け渡しの訴訟や和解を行う基準についてただしたところ、六カ月以上滞納している方を対象に面談を行い、この面談に応じない二名については明け渡し訴訟の対象とした、また面談に応じた十一名については滞納した分を分割して納める旨合意したことにより和解することとしたものである、長期滞納者に対しては今後とも適切な対応をとっていくとの答弁がありました。
　次に、大井川広域水道企業団に対する国庫補助金の不適切な事務処理に関し責任の所在と再発防止策についてただしたところ、職務懈怠と非違行為を行った職員の責任は重いが、職員管理や業務の進捗管理など組織にも責任があったと考えている、六月のコンプライアンス推進月間に開催をした職場での意見交換会に部長等が二十回以上出席をし、複数職員による執行体制の徹底と仕事上の悩みを相談しやすい職場環境をつくることなど周知したところである、今回のような事案が二度と起こらないよう再発防止に全力で取り組んでいくとの答弁がありました。
　そのほか、浄化槽法定検査受検率向上のための取り組み、景品表示法改正に伴う県の対応、富士山の地下水を活用した熱交換システムの普及、富士山環境保全対策の新たな取り組みなどについても質疑等がありました。
　以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百三十一号及び第百三十二号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定しました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）

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