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本会議会議録

議会補足文書

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平成29年2月静岡県議会定例会
山田 誠(スポーツ振興等特別委員会)委員長報告
発言日: 03/02/2017
会派名: 自民改革会議


○議長(鈴木洋佑君) 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 各特別委員会委員長から、委員会の調査経過及び結果の報告を求めます。
 最初に、スポーツ振興等特別委員会委員長 山田 誠君。
       (五十一番 山田 誠君登壇 拍手)
○五十一番(山田 誠君) スポーツ振興等特別委員会の調査結果について御報告いたします。
 当委員会は、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた取り組みとスポーツの振興等に関する事項を調査事項とし、設置以降七回開催しその中で県の施策について執行部の説明を求めるとともに、参考人から意見を聴取し、さらに栃木県、東京都、神奈川県において調査を行いました。また早期に取り組むべき内容に関してすぐにでも着手できるよう必要な予算等を確保すべきとの意見で一致したことから、十一月に中間提言を取りまとめ議長へ報告いたしました。
 以上の調査を踏まえ、次の四点を提言するものであります。
 一点目は、ラグビーワールドカップ二〇一九に向けた取り組みであります。
 県開催推進委員会等での決定事項などについては議会を初め関係者との情報共有に努めるとともに、全県一丸となったオール静岡の体制を整えて交通輸送やファンゾーンなど重要な項目に関する各種計画を早期に策定し公表するべきであります。またキャンプ候補地の市町への支援のため早期の情報提供や的確なアドバイスができる支援体制を整えるとともに、利用可能性のある県有スポーツ施設については必要な整備を行うなど受け入れ環境の充実を図るべきであります。エコパスタジアムについては会場の整備方針が示され次第改修に着手して早期の完成を目指すとともに、選手及び観客の輸送に支障を来さないよう県道磐田掛川線の四車線化など周辺の交通環境を整備していくべきであります。
 このほか、機運醸成のためオリンピック・パラリンピックに向けて実施される文化プログラムをラグビーワールドカップにおいても先駆けて実施されることを要望いたします。
 二点目は、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みであります。
 まず、ラグビーワールドカップ二〇一九と同様早期の情報提供と共有、各種計画の策定、キャンプ誘致を希望する市町への支援についての取り組みを積極的に取り進めるべきであります。サイクルスポーツセンターの施設である伊豆ベロドロームとマウンテンバイクコースについては大会組織と十分な調整を行い、県として最大限の支援を行いながら円滑な準備を進めるべきであります。また二〇一九年にはベロドロームにおける世界選手権大会の開催が確実視されていることから、敷設道路の整備については工事の前倒しを図り早期完成に努めることを求めます。
 そして、来場される全ての人が快適に過ごせるよう大会関連施設のみならず輸送、宿泊、観光施設など社会全体のユニバーサルデザイン化を推進するとともに、県内のオリンピアンやパラリンピアンによる大会機運高揚に向けた呼びかけや伊豆地域における文化プログラムの先行実施などに取り組むことを要望いたします。
 三点目は、大会を契機とした観光誘客や交流の推進に関する取り組みであります。
 まず、外国人観光客にわかりやすい案内表示の整備や多言語化された観光情報の提供の充実、本県をPRする題材の提供によるSNS等からの情報発信の促進や県内観光地を周遊する旅行商品の企画開発などを行い一層の観光誘客が図られることを求めます。
 次に、外国人旅行者のための無料WiFiなど情報通信網の整備促進やバスやタクシー運転手の外国語の対話力向上に向けた研修など受け入れ環境の充実を求めるものであります。その他大会会場周辺や観光地の住民を中心とした受け入れ体制の整備や学校単位でのボランティア参加などによる大会への関与、文化プログラムを通じた来訪者との交流促進を要望いたします。
 そして、世界中からサイクリストを呼び込むため、伊豆半島一周など本県の魅力を堪能できるサイクリングコースや休憩施設等の整備のほか、周辺店舗等と連携した受け入れ体制の充実を求めます。
 四点目は、本県のスポーツ振興に向けた取り組みであります。
 スポーツ王国の復活に向け、スポーツ団体等と連携した選手発掘と育成の仕組みの構築や学校部活と民間スポーツクラブとの選手のレベルに応じた共存体制の整備のほか指導者バンクの充実強化などを図るべきであります。サイクルスポーツの聖地実現に向けては、具体的戦略を早期に策定し計画的に取り組みを進めるべきであります。
 このほか、県内における自転車レース開催やサイクルスポーツに係る支援組織の充実などを要望いたします。また県民のスポーツ環境の底上げのため、県有スポーツ施設の長寿命化計画の推進及び統合型地域スポーツクラブの支援体制の構築を求めます。
 障害への理解と大会機運の醸成に向けては、小中学校等での障害者スポーツの体験会開催や知的障害のある人とない人がチームを組んで行うユニファイトスポーツを学校やスポーツクラブにおいて普及、推進されることを要望いたします。
 そして、パラリンピック開催を好機として障害者スポーツの振興を進められるよう障害者スポーツの所管などを含めスポーツ局のさらなる充実強化の検討を求めます。
 結びに、当委員会は以上の提言をもって付託された調査を終了することを全員一致をもって決定いたしました。これらの提言が今後の施策に反映され、両大会の成功及びスポーツ振興につながることを強く要望し、委員長報告を終わります。(拍手)

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