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令和5年12月静岡県議会定例会
伊丹 雅治(厚生委員会委員長) 【 委員長報告 】 発言日: 12/21/2023 会派名: |
○議長(中沢公彦君) 次は、厚生委員会委員長 伊丹雅治君。
(十七番 伊丹雅治君登壇 拍手)
○十七番(伊丹雅治君) 厚生委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百三十四号議案「令和五年度静岡県一般会計補正予算」外七件であります。
最初に、健康福祉部関係から申し上げます。
まず委員から、議案第百七十六号に関し下半期分として措置される物価高騰対策支援金の単価を六月補正で上半期分として措置された金額より増額する理由についてただしたところ、当局から、依然として物価高騰が続き支援の継続が必要であるが特に食材料費の高騰が顕著であり、医療機関や福祉施設等の食事提供において実際にかかる金額が利用者負担及び保険請求できる金額を超過した分について事業者が負担している、このため上半期同額をベースとしつつ食材料費高騰分を上乗せして手厚く支援するとの答弁がありました。
次に、令和六年度に着工する(仮称)静岡県動物愛護センターの整備方針についてただしたところ、現在の動物管理指導センターに対する殺処分のための施設という負のイメージを完全に払拭し、動物を飼育する部屋についてはストレスを与えないよう自由に動ける広さや採光に配慮し二十四時間空調を行うとともに、さらに健康管理のための診察室や不妊去勢手術を行う手術室も新設する、また動物と触れ合うマッチングルームや展示室の設置による譲渡の推進、富士山が眺望できる屋外グラウンドでの民間や地域と連携したイベントの開催など、県民に親しまれる開かれた施設として整備していくとの答弁がありました。
そのほか、災害時の保健医療福祉活動、保護司適任者確保の取組、オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン期間中の取組、農福連携をはじめとした障害のある方の自立支援への取組、新ビジョン評価書案に関し医師偏在解消に対する医学修学研修資金制度活用の効果、静岡社会健康医学大学院大学における社会健康医学研究推進体制などについても質疑等がありました。
次に、がんセンター局関係について申し上げます。
民間企業との共同研究を目的として導入した国産の手術支援ロボットヒノトリによる研究の効果をただしたところ、ロボットの手術は繊細な動作が可能でありこれまで困難とされていた部位のがん手術がより簡単で安全に行われ患者の身体的負担が少ないとされている、共同研究を通じて静岡がんセンターにおける高度なロボット手術の症例データや性能の向上に役立つ評価、意見を提供することで、機器の改良が行われロボット手術の拡大や安全性の向上に役立つことが期待されるとの答弁がありました。
そのほか、経営改善に向けた取組についても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百三十四号、第百四十号、第百五十号、第百五十二号、第百六十六号、第百六十八号、第百六十九号及び第百七十六号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
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