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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成27年9月静岡県議会定例会 質問


質問者:

平賀 高成 議員

質問分類

質疑

質問日:

10/02/2015

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第一一三号議案「平成二十七年度静岡県一般会計補正予算」について
   富士山静岡空港新幹線新駅関連調査事業費
    ア 経緯、目的及びJRとの協議状況
    イ 建設費用
    ウ 設置スケジュール
    エ 空港新駅の需要予測と経済波及効果


○議長(吉川雄二君) 次に、議案に対する質疑を行います。
 通告により、一番 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 第百十三号議案静岡県一般会計補正予算についてのうち、富士山静岡空港新幹線新駅関連調査事業費について伺います。
 この事業は、静岡空港の新幹線新駅建設のために新駅の設置が現在のトンネルに与える影響について詳細な解析を行うため六百万円の調査費を計上するものであります。この事業の必要性については多角的に検証することが必要となりますので、何点か質問をいたします。
 川勝知事は本年二月定例会の知事提案説明の中で、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、富士山静岡空港新幹線新駅について、来年度には東海旅客鉄道株式会社との協議に向けて、あらかじめ県独自で検討可能な項目について有識者から技術的な助言をいただくための検討委員会を開催することとしておりますと述べられています。今回の補正予算はこの検討委員会の議論の中から実施することになったものと思いますが、まず調査をすることに至った経緯とその目的及びJRとの協議状況について伺います。
 また、新駅の設置については技術的な困難が予想されることからこうした調査が必要になっていると思います。二〇〇〇年二月の県議会定例会では新駅建設が五百億円を下回ると考えているとの答弁もありました。その後、建設資材や労務費の高騰、そして今回の補正予算が必要となったように新駅設置の技術的な困難性が明らかになっておりますが、現在技術的な検討をしている中で新駅の建設費用をどの程度と見込んで検討を進めているのか伺います。
 また、新駅の設置時期について知事はオリンピックに間に合わせて建設したいと言われていますが、今回技術的な検証を追加で行いスケジュールに影響が出てくると思います。リニア新幹線が開通すればダイヤ編成に余裕が出てくるとの意見もありますが、そもそもリニア新幹線の開業年度は二〇二七年です。今回の追加調査を踏まえ今後の新駅の設置スケジュールに影響はないのか伺います。
 最後に、技術的な調査を行っても新駅の需要がなければ意味がありません。静岡空港が開港して以来、年間利用客数は当初の需要予測を大きく下回っています。最近の年間利用客数を見ると五十四万九千人と十三年度比で九万人増加し震災前の水準を回復しましたが、その利用者の傾向を見ると増加したのは多くが国際線となっています。円安により海外からの渡航者が二〇から三〇%も伸び、中でも中国人観光客が群を抜いております。その一方で国内線の利用は微増にとどまり県の言う県民のための空港からはほど遠いというのが実態です。一方でその中国からの利用も陰りが見えており一部には減便の動きも出てきております。中国一辺倒、国際線頼みでは空港運営は不安定であります。本来空港は需要のあるところにつくるべきであり、空港新駅も同様に需要予測は肝心かなめの問題であります。
 今回調査を行う空港新駅についてどの程度の需要が見込まれるのか。また経済波及効果をどの程度と想定をしているのか伺います。以上です。
○議長(吉川雄二君) 野知交通基盤部長。
       (交通基盤部長 野知泰裕君登壇)
○交通基盤部長(野知泰裕君) 平賀議員にお答えいたします。
 第百十三号議案「平成二十七年度静岡県一般会計予算」についてのうち、富士山静岡空港新幹線新駅関連調査事業費についてであります。
 経緯、目的及びJRとの協議状況についてでありますが、本年六月の第一回新幹線新駅技術検討委員会において現地調査を踏まえた議論がなされ、新駅設置予定地域は激しい起伏や崩壊の痕跡等が認められる地形地質であることに加え現在の新幹線トンネルと近接することから、新駅の設置がこの既設のトンネルに与える影響について詳細な解析を行った上で適切な対策工法を選定する必要があるとの御意見をいただいたことから、その経費を補正予算に盛り込んだところであります。この補正予算による調査は、新駅の位置や構造を決定するに当たり詳細な地盤解析により技術的な精度を高めることを目的としており、この成果をもとに今後JR東海との協議を進めてまいります。
 次に、建設費用についてであります。
 新駅の建設費用については、一般的には駅の設置位置や構造さらには連絡通路や駅前広場等の関連施設から算定するものでありますが、この新駅においては特に既設新幹線トンネルに対する対策工法の選定が建設費算定の大きな要素となっております。今後技術検討委員会において地盤解析により既設トンネルに与える影響を評価し適切な対策工法を選定していただいた上で、改めて概略の費用を算定してまいります。
 次に、設置スケジュールについてであります。
 今回の追加調査は、技術検討委員会において適切な対策工法を選定していただく上で技術的な精度を高めるために必要となるものであり、今年度中の技術検討委員会から提言をいただくという予定に変更はありません。これまでのスケジュールどおり提言を踏まえた新駅の計画案を定め、JR東海との協議調整を円滑に進めて東京オリンピック・パラリンピックに合わせた新駅の実現を目指してまいります。
 次に、空港新駅の需要予測と経済波及効果についてであります。
 新駅の需要見込みについては、空港の利用状況や周辺まちづくりの計画などを踏まえJR東海の考え方もお聞きしながら今後算定してまいります。その上で県内外から新駅を利用される皆様の県内での消費活動等により生ずる経済波及効果についても検討してまいります。新駅設置は富士山静岡空港の利便性向上や首都圏並びに中部、東海圏の空港の補完機能、大規模な広域防災拠点としての機能を高める効果に寄与することから、引き続き実現に向け全庁挙げて取り組んでまいります。以上であります。
○議長(吉川雄二君) 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 確認のために二点について伺います。
 一つは空港新駅の建設費について、これは検討されるということですが、これは上限は決めて検討するということでしょうか。
 それからもう一つは空港新駅の需要予測について、これは需要予測を行うということでよろしいんでしょうか。この二点について答弁を求めます。
○議長(吉川雄二君) 野知交通基盤部長。
○交通基盤部長(野知泰裕君) 再質問にお答えいたします。
 一つは建設費用についてでございますけれども、これにつきましても今回技術検討委員会での結論を踏まえまして、新駅の位置ですとかあるいは構造等が決まってまいりますものですから、それを踏まえまして概算費用を出してまいりたいと思っておりますが、まずはどれだけの費用がかかるのか。先ほども申しましたとおり技術的な観点からどのような対策工法が必要なのかということがございますので、いろいろの代替案等を比較する中でその費用についてまず算定してまいりたいと思っています。
 それから需要予測でございますけれども、これにつきましても費用を算定した後、引き続いて需要予測についても実施したいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(吉川雄二君) これで平賀高成君の質疑は終わりました。
 以上で質疑及び一般質問を終わります。

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