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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年9月静岡県議会定例会

盛月 寿美 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/28/2022番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 盛月議員にお答えいたします。
 私の政治姿勢についてのうち、安心して子供を預けられる体制の確保に向けた取組強化についてであります。
 県では認定こども園をはじめ保育所、児童養護施設等に対して年一回の実地による指導監査を行っております。指導監査につきましては毎年度重点指導事項を定め効果的な監査の実施に努めております。令和四年度につきましては利用者への適切な処遇の確保、安全対策の徹底、福祉サービスの質の向上、最低基準の遵守を重点指導事項としております。
 認定こども園につきましては利用者への適切な処遇の確保として指導計画の作成状況、不適切な養育の兆候が見られる場合の対応、安全対策の徹底としては感染症の予防対策や危機管理マニュアルの作成、周知の状況、福祉サービスの質の向上としては自己評価の実施や苦情受付窓口の設置状況、そして最低基準の遵守として学級編制や職員の配置、認可定員の遵守状況などにつきまして職員への聞き取りや資料確認を行っているところであります。
 今回の牧之原市の認定こども園での事故を受け、児童福祉施設に対する安全管理体制に係る指導監査につきましてはより実効性が上がるよう手法を見直すなど取組を強化していくことが必要であると認識しております。そのためこれまでの年一回の定期的な指導監査に加え、安全管理体制に的を絞った随時調査や事前通告なしの抜き打ち監査など機動的に対応できるよう手法の検討をしているところです。また監査における指摘事項のうち現在も県ホームページで公表している福祉関係法令や通知の違反に係る改善指導事項に加えて助言指導事項につきましても公表し注意喚起を促すとともに、年間の監査の状況を取りまとめ留意点等を施設全体に広く周知するなど監査結果の有効活用も検討してまいります。
 指導監査を通じて児童福祉施設における子供の安全を確保するとともに、保育の質の向上を図り安心して子供を預けることのできる体制の確保に取り組んでまいります。
 次に、ベビーファースト宣言についてであります。
 日本青年会議所の活動であるベビーファースト運動は結婚、子育て世代の当事者である民間の若いリーダーたちが自ら発案したものでありまして、少子化対策を進める行政にとって大変有意義な運動と高く評価しております。私も子育ては尊い仕事を理念として本県の少子化対策を進めてまいりました。そこで直ちに賛同し本県独自の富士山の見守る子育て幸せの命をつなぐ尊き仕事という宣言をいたしました。この宣言の下、県民一丸となって取り組む五つの施策をアクションプランとして掲げ少子化に歯止めをかけ将来にわたって静岡県の活力を高めていく決意を固めているところであります。
 アクションプランに掲げた具体的な施策の一つ目は結婚の応援です。ふじのくに出会いサポートセンターを中心に、県民の皆様に結婚に向けて出会いの機会を提供してまいります。
 二つ目は、子供と母親の健康のため乳幼児から高校生までのこども医療費助成を行うとともに、安心して出産ができるよう妊産婦支援を充実させてまいります。
 三つ目は、子育て世代の仕事と家庭の両立を支援する企業の数を増やして男性の育児休業取得率を高めてまいります。
 四つ目は、保育所や放課後児童クラブをはじめとする多様な保育サービスの充実を進めてまいります。
 最後の五つ目といたしまして、子供や子育てを社会全体で応援する機運醸成にも引き続いて取り組んでまいります。
 さらに、宣言を実現していくため県の施策にとどまらず市町が行う少子化対策への支援を充実してまいります。まずは首都圏での移住相談会や空き家バンクの整備など若者や子育て世帯の本県への移住・定住促進策や地域において結婚したい男女に寄り添う結婚相談人材の育成に対し県が市町に助成をすることでこうした取組を進めます。
 また、経済的な面で結婚に不安を抱く県民の皆様への対応といたしまして、国の交付金を活用して結婚生活を始めるための費用の助成に市町と連携して取り組むこととしております。既に本年度において二十六の市町が支援を行うこととしており他の市町にも実施を働きかけてまいります。
 県といたしましては、ベビーファースト宣言を契機として市町や企業、関係団体と一体となって結婚の希望がかなって安心して出産や子育てができる環境づくりを進め、全ての子供の命を守り大切にする社会づくりに取り組んでまいります。
 次に、人と動物の共生社会の構築についてのうち、動物管理指導センターの移転整備についてであります。
 県では、建物が老朽化し時代に即した機能の見直しが必要となった動物管理指導センターにつきまして令和元年度から有識者やボランティア代表と共に在り方について検討を重ねた結果、今般新たな施設として仮称でございますが静岡県動物愛護センターの設置のための基本構想案を取りまとめました。基本構想案では人と動物の共生する社会という目標の下で四つの役割を掲げております。動物の命をつなぐ拠点となること、普及啓発の拠点となること、ボランティア支援育成の拠点となること、災害時動物対策の拠点となることという四つの役割であります。
 収容機能の強化や動物愛護教育の拡充等によって、これまでの殺処分を伴う動物抑留施設から動物愛護のシンボルとなる施設へと転換してまいります。また設置場所としては同様の施設のある両政令市との配置バランスや県民の皆様の利用に向けた交通の利便性、また環境に配慮したSDGsへの取組を考慮し現在の浜松市内から移転いたしまして県東部の富士市にあります県立富士見学園移転後の施設をリノベーションし利用することといたしました。富士山の麓でございます。
 県といたしましては、今後広く県民の皆様から御意見を募り基本構想を本年十二月までに策定いたし、その後基本計画の策定等を進めまして令和七年度の開所を目標に県民の皆様に愛される新しい動物愛護施設の整備を進めてまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp