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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 質問文書

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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年9月静岡県議会定例会 質問


質問者:

平賀 高成 議員

質問分類

質疑

質問日:

09/29/2017

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第一〇四号議案「静岡県立障害者支援施設の設置及び管理
 に関する条例の一部を改正する条例」について
2 第一〇五号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する
 条例」について
3 第一〇七号議案「静岡県屋外広告物条例の一部を改正する
 条例」について


○議長(杉山盛雄君) これで多家一彦君の質問は終わりました。(拍手)
 次に、議案に対する質疑を行います。
 通告により、一番 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 日本共産党の平賀高成です。議案に対する質疑を行います。
 まず、第一〇四号議案「静岡県立障害者支援施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」についてです。
 この議案は、県立浜松学園への指定管理者制度の導入に伴う条例の改正ですが知的障害者の就労支援の全寮制の同学園をなぜ指定管理者にしなければいけないのでしょうか。
 浜松学園より前に指定管理者に移行した県立富士見学園では、毎年指定管理者評価委員会で評価していますが運営を受託している法人について、一般的な入所施設と比べて収入が低い中、利用者像の変化に対応した運営と職員処遇に取り組む経緯から財政的に厳しい状況にあるとしています。民間に任せれば就労後も引き続き支援などを受けることも可能になりより保護者の要求に応えられるからと言いますが、財政的に厳しい状況を切り抜けていくために指定管理者は人件費を削るなどの対応を余儀なくされ施設で働く職員の皆さんの待遇が低下し、ひいては入所者のサービス低下につながることはないのか心配しています。
 そこで、指定管理者の導入により本当に保護者や本人の要望に応えることになるのでしょうか伺います。
 次に、第一〇五号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」についてです。
 この条例は、不動産特定共同事業法の一部改正に伴い小規模不動産特定共同事業登録申請手数料等を定めるための条例の改正としていますが、空き家、空き店舗等の再生、活用事業に地域の不動産事業者等が幅広く参入できるよう資本金または出資金一億円以上の要件を一千万円に緩和し、事業参加者の出資金の上限がなかったものを一人百万円、総額一億円に制限しより多くの人を参入させようとするものです。しかし再生事業は実際には難しいものであり、うまくいかなければ出資金は戻ってこず被害者が出ることが予想されます。
 県への事業登録に伴い、出資者保護の観点からどのような指導をしていくのでしょうか伺います。
 また、同制度を使った事業は県ではこれまでなかったと聞いていますが、新たに小規模の制度でどのくらいの利用を想定しているのか伺います。
 最後に、第一〇七号議案「静岡県屋外広告物条例の一部を改正する条例」についてですが、この条例案は良好な景観を保全するため伊豆縦貫自動車道天城北道路及びその沿道を特別規制地域として指定すること等に伴う条例の改正としています。
 趣旨はわかりますが、憲法で保障されている政治活動の自由との関係で政党ポスターなどを規制の対象に含めることについてどのように考えているのか伺います。以上です。
○議長(杉山盛雄君) 山口健康福祉部長。
       (健康福祉部長 山口重則君登壇)
○健康福祉部長(山口重則君) 平賀議員にお答えいたします。
 第一〇四号議案「静岡県立障害者支援施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。
 浜松学園は、知的障害のある方を対象に自立に必要な生活指導や作業訓練等を実施しこれまでに約千三百人の方々を地域で就労して自立した生活が送れるよう支援してまいりました。
 今後も、時代に合った就労のための訓練や職域の拡大など社会状況の変化に的確に対応をし一人でも多く一人でも早く障害のある方が地域社会で自立できるように支援する施設として運営していくことが重要であります。
 今回指定管理者制度を導入し、社会福祉法人の創意工夫を活用した訓練科目の編成を初め多様化する企業の需要への対応や法人が持つネットワークの活用などにより今まで以上に効果的に障害のある方々の自立を支援していく施設として、利用者やその保護者の要望に十分応えることができるようにしてまいります。以上であります。
○議長(杉山盛雄君) 木くらし・環境部長。
       (くらし・環境部長 木利夫君登壇)
○くらし・環境部長(木利夫君) 第一〇五号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」についてお答えいたします。
 まず、小規模不動産特定共同事業者の登録に伴う出資者保護につきましては、定期的な業務報告や立入検査等による指導に加え五年ごとの登録更新を通じ不適格事業者を排除する制度となっております。
 今後、国から出資者の年齢や投資経験に応じた適切な待遇や事業内容の説明のあり方などの具体的な監督指針が示されることから、これらに基づき業務の適正な運用を確保し出資者の保護を図ってまいります。
 また、登録事業者の見込みにつきましては国が平成三十四年までの五年間で対象となる事業者数の一・五%に当たる八百社を見込んでおりますことから、同様の算定を本県に当てはめますと二十社程度となります。以上であります。
○議長(杉山盛雄君) 鈴木交通基盤部長。
       (交通基盤部長 鈴木克英君登壇)
○交通基盤部長(鈴木克英君) 第一〇七号議案「静岡県屋外広告条例の一部を改正する条例」についてお答えいたします。
 屋外広告物は、屋外広告物法の規定で常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるものとしております。したがいまして政党ポスターなども屋外広告物に該当するものであり、みずからの事務所等に掲げるものは自家広告物として、その他に掲げるものは一般広告物としてこれまでも規制の対象とされております。
 本議会にお諮りしている条例改正の内容は、普通規制地域を特別規制地域に変更するとともに広告景観保全地区を新たに指定するものであり従前の規制対象を変更するものではございません。
 県といたしましては、今回の条例改正に加え市町と連携して違反看板の是正指導を行うことにより伊豆半島の美しい景観形成を目指してまいります。以上であります。
○議長(杉山盛雄君) 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 御答弁いろいろありがとうございました。
 指定管理者の問題で再質問を一点お願いします。
 山口部長からはいろいろ説明がありましたけれども、私はなぜこの指定管理者にしなければいけないのか必要性や緊急性の問題では十分にわかりませんでした。それで健康福祉部よりいろんな資料をいただきまして、毎年この評価委員会の審議をやっております。
 その中で、平成二十七年度には財政が厳しいということで指定管理料の増額を決めております。財政的な支援をやっても、しかし指定管理者自体がそれだけ財政支援をやっていただいてもなかなか将来を見通すことができないと述べているわけです。
 私は、もともと教育施設や社会福祉施設などは利益を出すことを目的に運営はされていないと思います。ですからこの問題ではですね、指定管理者にして民間に任せるということ自身に無理があるんだと思います。なじまないと思います。
 ですから、なぜ県は直営でできないのか、できないのだとしたらその理由を端的に述べていただきたいと思います。以上です。
○議長(杉山盛雄君) 山口健康福祉部長。
○健康福祉部長(山口重則君) 指定管理者の再質問についてお答えいたします。
 指定管理者の制度は、先ほど利益のことを申しましたが指定管理者の制度の目的は公の施設の有効利用でございます。
 そうした観点から、今回浜松学園の運営方法を検討する中で特別支援学校に通う生徒の保護者や教員などへのアンケートを実施したところ、従来の就労移行支援の充実に加え訓練科目を地域の企業が求めているものにしていただきたい、さらには訓練期間を柔軟にしていただきたいなどまさにこの地域の状況に対応した支援やさらには卒園生のアフターケアの充実、さらには再訓練による再就職支援など就労による地域社会への自立に係る総合的な支援を求める意見が非常に多うございました。
 これらサービスにつきましては、社会福祉法人において既にやっている経験があるところや実績のあるところでまた多くの成果を上げているところもございますので、この浜松学園といった施設の有効利用のためにも今回この指定管理者制度を導入させていただきまして浜松学園のよりよい経営を図ってまいりたいと考えたところでございます。以上であります。
○議長(杉山盛雄君) これで平賀高成君の質疑は終わりました。
 以上で質疑及び一般質問を終わります。

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