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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年9月静岡県議会定例会

加藤 元章 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/27/2019番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 漁場環境の変化への対応についてお答えをいたします。
 近年、地球温暖化の進展や黒潮大蛇行等の環境の大きな変化が顕在化しており、これらの変化による海水温の上昇やよい漁場となる海域の変動が漁獲量に悪影響を与えることが懸念されております。本県におきましてもサクラエビ、アサリ、キンメダイなどの本県を代表する魚種の漁獲量の低迷が続いております。これらの魚種につきましてより適切な資源管理対策を実施していくとともに漁場環境がどのように変化し、またその変化が漁獲にどのような影響を与えているのか等についてより詳細に調査分析していくことが重要な課題と認識をしております。
 一方、これまでも水産技術研究所が中心となって駿河湾や浜名湖などにおきまして水温や塩分、黒潮の流れなどについての調査を定期的に実施してまいりました。しかしながらこれらの調査結果を活用した漁場環境の詳細な分析は主に水産技術研究所を中心とした研究にとどまっているのが現状であります。
 そこで、水産技術研究所がこれまで七十年近くにわたり蓄積をしてきた他の研究機関にはないこれらの貴重な調査データを外部の研究機関等と共有できるようにし、現在進めておりますマリンオープンイノベーションプロジェクト  MaOIプロジェクトの取り組みとも連携し漁場環境に関する新たな研究を促進をしていくことが極めて効果的と考えております。
 議員御指摘のとおり、研究の促進にはデータの活用が極めて重要です。このため県では水産技術研究所が保有する紙媒体やデータの保存管理形式の異なるさまざまな漁場環境に関する調査結果につきまして大学や他の研究機関と連携した解析にも活用できるようなデータの利活用システムをつくることが重要と考えております。
 その最も基礎となるのがデータプラットホームです。このデータプラットホームを構築するための経費につきまして本議会でお諮りをしているところであります。
 また、これに加えまして漁獲量の低迷が深刻化している本県の漁場環境をより詳細に調査するため駿河湾、浜名湖及び伊豆東岸におきましても漁場環境に関する追加的な調査を緊急的に実施する経費につきまして本議会でお諮りをしているところであります。
 県といたしましては、こうした取り組みを力強く推進し本県の豊かな漁場環境が確保されるよう引き続き努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp