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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会

藪田 宏行 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/03/2020番目)
答 弁 者知事


○議長(鈴木利幸君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 藪田議員にお答えいたします。
 御前崎市内に計画されている産業廃棄物処理施設への私の対応についてであります。
 私は、一昨年八月に県環境影響評価条例に基づき行われたこの施設の環境影響評価方法書の手続におきまして事業者に対し、この施設の事業計画等について地域住民や関係者にわかりやすく丁寧な説明による内容の周知と地域住民との合意形成に努めることを求めました。またこれまで私には施設設置計画を白紙にすることを求める約七千五百名余の方々の署名、またこの施設への不安や建設への反対の思いなどが記された約一千七百通もの手書きの手紙などこの施設に対する地域住民を初めとする皆様の声が届けられております。
 昨年四月以降何度か御前崎市長柳澤さんとお目にかかりこの施設の設置計画に関するその時々の状況について確認したほか、建設予定地やその周辺に足をみずから私運びまして現状の把握に努めてまいりました。
 こうした中、昨年十二月この施設の設置について合意形成ができているか否かを明らかにしたいとの趣旨で住民投票が実施されました。直後に市長さんから、九割が設置に反対との住民の意思が示されたので住民の代表である市長として住民の意思を尊重し事業者に事業の断念を働きかけるという御報告いただきました。さらに年が明け本年一月には市長が事業者の代表者と面談されました。後日市長から御報告をいただきました。要点は二つであります。
 一つは、事業は市民の理解と協力があって初めて成り立つものであることからこの施設の設置計画を断念するよう強く申し入れた、これが第一。
 第二は、事業者からは一旦立ちどまりたいとの回答があったが市民の理解と協力なくして人口減少対策やまちづくりを進めることはできないので、立ちどまるのではなく撤退してほしいと事業者に要請したというこういう二つの要点からなる御報告でありました。
 市長とお話ししておりますと、たびたび市長は万機公論に決すというふうに言われております。これは御案内のように明治元年まだデモクラシーという言葉が知られず、これが訳されて初めて民主主義という言葉が人口に膾炙するようになるわけですが、それ以前に明治元年、広く会議を興し万機公論に決すべし、また上下心を一にして盛んに経綸を行うべしとまさに民主主義の中身を近代日本はその夜明けのときに明確にうたっており、この精神を帯して市長さんは動いておられるということでございます。
 このように、御前崎市長はこの施設の設置計画について合意形成ができていないとの住民の意思を尊重されて行動されており私もこの対応に全面的に賛同いたします。御前崎市長はこの問題の解決に向けて主権在民を理念の一つとする日本国憲法、そしてまた住民投票にかかわる御前崎の条例の趣旨に即して行動されております。私は市民自治を尊重しつつこの市長さん並びに市民の人々に対しまして精神的な支援をしており事業者に市長からの御要請を、つまり市民からの要請をしっかりと受けとめて御決断いただけるように引き続き支援をしてまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp