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令和元年5月静岡県議会臨時会
鈴木 節子 【 討論 】 発言日: 05/20/2019 会派名: 日本共産党静岡県議会議員団 |
○議長(鈴木利幸君) 以上で質疑は終わりました。
お諮りします。
本案は委員会付託を省略することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(鈴木利幸君) 異議なしと認め、そのように決定しました。
これから討論を行います。
通告により、一番 鈴木節子君。
(一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党を代表し、第百四号議案「静岡県監査委員の選任について」反対の立場で討論を行います。
監査は質疑でも申し上げたとおり、県の行財政の適正な運営のため財務事務の執行、経営に係る事業の管理等が公正適正に執行されたか厳正な審査が求められています。監査は議会や行政長の要求に基づく監査、決算審査、住民監査請求による監査、そして財政が健全に運営されているか健全化判断比率の審査など多岐にわたり、その監査結果によっては問題点や課題を指摘し注意・指導の措置を執行することもあります。
二〇一七年の地方自治法の一部改正により、議会からの監査委員選出義務が緩和され監査に対する中立性、公平性の確保が曖昧になるという問題があります。本県はこれまでどおり議員から選任する監査委員を二人と定めています。こうした姿勢は議会からもしっかり参画し監視する必要性を認めている意思のあらわれと評価します。だからこそ県民から選出された議員として監査に臨む姿勢は県民の福祉増進に努めているか住民の声に即し住民の立場、住民目線で厳しくチェックする立場が求められています。
本県は過去二十年間を見ただけでも監査委員は予算案に賛成した会派から選任され続けてきました。監査は公平性、中立性、そして何より独立性が求められており、与党会派からの選任だけでなく野党会派からも選任し幅広く多角的な角度から監査すべきです。
あわせて選考基準と選考に至る経過、判断について透明性が必要であると指摘し、第百四号議案に対し反対の意見を述べまして討論といたします。
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