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本会議会議録

答弁文書

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平成28年9月静岡県議会定例会

宮城 也寸志 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/26/2016番目)
答 弁 者農林水産戦略監


○農林水産戦略監(若原幸雄君) 農業分野の強化についてのうち、就農者の確保についてお答えいたします。
 本県は、農家の後継者を含めた人材の育成を図るため農業高校において基礎的な農林業や食品加工を学び、農林大学校では作目ごとの専門的な実技教育や企業的な経営管理、食品加工・販売などに関する教育を行っております。これにより次世代の本県農業を担う就農者を多数育成してきております。
 こうした機関におきます人材育成に加えまして、県では農業を志す非農家出身の就農者でございますとか新たな分野にチャレンジする農家の後継者などを対象といたしまして、新規就農の段階に応じて行う研修でございますとか就農直後の経営安定を支援する青年就農給付金などによりまして平成二十三年以降は三百人以上の就農者を確保してきております。
 具体例を御紹介させていただきますと、菊川市の茶の後継者の中で消費者の嗜好に対応した商品開発いわゆるマーケットインの発想で香り豊かな新商品を開発された方がいらっしゃいますけれども、こうした方々はアグリビジネス実践スクールですとか農業経営戦略講座、このような研修を受講いただいておるところでございます。こうした受講者の中ではその後農業経営の改善にも取り組まれて、後継者同士が切磋琢磨して各地の農業の地位向上にも取り組んでいらっしゃる方々がいらっしゃいます。
 県といたしましては、今後も農家の後継者を初めとした就農者の確保を図っていくため市町、JA、関係機関と連携をしながら就農前から就農後までを一貫して支援させていただきまして、次世代の本県農業を担う就農者を確保・育成してまいります。
 次に、樹園地における農地集積についてであります。
 静岡市清水地域などでは、本県農業の主要作物である茶やミカンなどの樹園地で生産基盤整備事業の実施とあわせて農地中間管理事業に取り組んでおりまして担い手への集積が進んでおります。しかし県全体で見ますと茶園、果樹園の集積はおくれておりまして、例えば牧之原台地の平たんな茶園でございましても貸し出しを希望する茶園というのは数多くございますけれども、担い手が借り受けをして隣接する茶園と一体的に管理をするには茶園の改良が必要な、そういったような状況がよく見られるところでございます。
 このため、県といたしましては担い手が農地中間管理機構から借り受けた茶園で畝方向の統一などを行います茶園集積推進事業を本年度から実施しております。既に実施をした森町でございますとか本年度の事業実施が見込まれる島田市、牧之原市などのほか菊川市、掛川市など多くの市町で来年度の事業実施を目指し本年度中に農地中間管理権を設定する準備を進めていらっしゃいます。
 また、果樹園ではJAみっかび農地銀行などで担い手に果樹園を集積してまいりましたけれども、今後は農地中間管理機構を活用いたしまして、高齢化などにより管理ができなくなったようなそうした果樹園を担い手に集積してまいります。具体的には将来の産地の計画を立てていただきまして、構造改革を行っていらっしゃいます浜松市でございますとか静岡市、沼津市などにございます二十の産地協議会に農地中間管理機構が参画させていただきまして、担い手の規模拡大などの意向を把握しまして貸し出し希望のある農地と担い手のマッチングを行ってまいります。
 県といたしましては、本県農業の主要作物でございますお茶とミカンの生産基盤であります樹園地の集積これを喫緊の課題と捉えておりまして、中間管理機構、市町、JAなどの関係機関と連携いたしまして農地中間管理事業と生産基盤整備事業などの施策を効果的、効率的に組み合わせながら樹園地の集積を進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp