• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年9月静岡県議会定例会

杉本 好重 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/26/2023番目)
答 弁 者教育長


○議長(中沢公彦君) 池上教育長。
○教育長(池上重弘君) 学校教育のデジタル化についてのうち、小中学校におけるGIGAスクール構想の推進についてお答えいたします。
 GIGAスクール構想により学校のICT環境は飛躍的に充実しましたが、デジタル技術を活用した個別最適な学びを実現するためには議員御指摘のとおりそれを扱う教員のサポートや資質能力の向上が求められております。教育現場にICTに関する専門的な知識を有する支援員を配置することは、ICTの効果的な活用と併せ機器トラブル時の対応など教員の業務負担軽減の観点からも有益であります。国も支援員の配置について交付税により財政措置をしており現在県内の多くの市町でもそれを活用しておりますが、全市町への配置の拡大を促すとともに体制の充実が継続的に行われるよう市町と連携して国に働きかけてまいります。
 また、ICTを活用した授業を行う教員の指導力の向上のため県内全ての市町が参加する静岡県ICT教育推進協議会を通じて他自治体の優れた活用事例を共有したりICT活用の基礎となる情報リテラシーの向上や便利なアプリケーションの操作方法の研修などを行っております。今後は児童生徒の協働的な学びの実現に向け、魅力的な授業づくりにつながるICTの活用手法の研修や市町教育委員会からの個別の要望に即した出前研修等の充実を図ってまいります。
 県教育委員会といたしましては、今後も市町教育委員会と連携して教員に対する支援の充実と個々の教員の指導力向上に努めることでデジタル化によって児童生徒一人一人の力を最大限に引き出す教育を推進してまいります。
 次に、県立学校におけるDXの推進についてであります。
 県立学校におきましては、ICT機器等の環境整備やその活用が進んできてはいるものの依然として教員の多忙化が解消されておらず、業務改善に向けてさらなるデジタル化の推進が必要であります。このため教職員間の情報伝達を迅速化するためのチャットの活用、文書の印刷や回覧などのペーパーレス化、文書の要約作業への生成AIの利用などデジタル技術の積極的な活用により教職員の業務負荷軽減を促進してまいります。
 また、議員御指摘のとおり学校での様々な活動の成果や記録を教育データとして蓄積、活用していくことは有益であります。このため一つの画面に生徒の健康状況や学習情報を集約し、複数の教員で共有できるプラットフォームの構築に向け実証を行っているところであります。このプラットフォームは、教員にとりましては生徒の抱える課題の早期発見や生徒の理解に合わせた授業づくりに、教育委員会にとりましては教育環境の改善などに向けたエビデンスに基づく政策の立案などに活用できると考えております。加えて生徒にとりましても自分の端末でいつでも学びを振り返ることで自らの強み、弱みを客観的に把握できるようになり、主体的な学びの実現に寄与するものと考えております。
 県教育委員会といたしましては、社会の在り方が劇的に変わるSociety5・0時代を見据え学校教育のデジタル化と教育データの積極的な利活用により、教員の経験や勘に頼ることが多かった学校教育にデータという客観的な判断基準を新たに融合させることで全ての生徒の可能性を引き出す学びを実現してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp