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令和4年9月静岡県議会定例会
江間 治人(文教警察委員会委員長) 【 委員長報告 】 発言日: 10/14/2022 会派名: |
○議長(藪田宏行君) 次は、文教警察委員会委員長 江間治人君。
(四十七番 江間治人君登壇 拍手)
○四十七番(江間治人君) 文教警察委員会における審査等の概要と結果について御報告をいたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百七号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」外三件であります。
最初に、教育委員会関係から申し上げます。
まず委員から、県立特別支援学校等の送迎バスにおける児童生徒の安全管理の徹底についてただしたところ、当局から、各学校では、スクールバス検討委員会を定期的に実施して安全管理に努めている、また県では九月に県立特別支援学校等への書面調査を行い、今後安全管理指針の策定や各学校への立入検査の実施を予定しているとの答弁がありました。
次に、新県立中央図書館における県産木材のさらなる活用の検討についてただしたところ、昨年度の公共建築物等木材利用促進法の改正を受けた県産木材の積極的な活用の機運の中で前回の当委員会での答弁にあった県の木づかい推進プランに基づく目標値約二百立方メートルの木材利用に加えさらなる県産木材の活用を検討している、新県立中央図書館については知の拠点として県民の象徴的な存在となる建築物を整備していきたいと考えておりコストの問題も勘案しながら検討を進め県産木材の使用量を提案していきたいとの答弁がありました。
これに対して委員から、庁内の連携コミュニケーションをしっかり取り自己満足ではなく県民にとって誰からも好まれて使い勝手のいい図書館になるよう意見が出されました。
そのほか、教員採用選考試験における志願者確保に向けた取組、静岡県立高等学校の在り方検討委員会での意見、学校における災害対策及び中高生の災害ボランティアなどについても質問等がありました。
次に、公安委員会関係について申し上げます。
まず、議案第百七号のうち浜松西警察署附属棟改修事業費及び大仁警察署庁舎等建設事業費に関し浜松西警察署併設射撃場での外壁破損事故発生を受け同署及び大仁署の併設射撃場において追加の外壁の補強工事等が必要となった原因についてただしたところ、仕様が鉄筋造りとなっていなかったこと等が判明しており併設射撃場の施設設計、計画等の段階で関係者間の情報共有が不十分であったことが背景にあると考えている、そこで今後は組織を挙げて同種事案の再発防止に努めていく、なお浜松西警察署については改修工事や射撃訓練再開に際して近隣の住民に丁寧に説明していく、また大仁警察署の開署時期については工事期間が延長されたことを受け関係機関と調整しながら決定していきたいとの答弁がありました。
次に、本県の警護体制の見直しについてただしたところ、安倍元内閣総理大臣の銃撃殺害事件発生を受け警察庁の警護要則が抜本的に見直された、本県では同要則に従って警護現場での警護員配置人数の見直しや必要となる装備資機材の配置などにより警護の強化に向けた対策を推進し警護対象者の身辺の安全を確保していくとの答弁がありました。
そのほか、特殊詐欺対策としての詐欺電話対処訓練の実施状況、今夏における山岳遭難、水難事故の発生状況及び今後の発生防止に向けた対策、災害時における信号機の停電対策及び警察活動におけるドローンの活用などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百七号、第百二十九号、第百三十三号及び第百三十四号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決または承認すべきものと決定をいたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
○議長(藪田宏行君) 以上で常任委員長の報告は終わりました。
常任委員長の報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(藪田宏行君) 質疑はないものと認めます。
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