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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和3年5月静岡県議会臨時会
鈴木 節子討論
発言日: 05/20/2021
会派名: 日本共産党静岡県議会議員団


○議長(宮沢正美君) 以上で常任委員長の報告は終わりました。
 常任委員長の報告に対し質疑はありませんか。
       (「なし」と言う者あり)
○議長(宮沢正美君) 質疑はないものと認めます。
 これから討論を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 私は、知事提案の第八十一号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」について賛成の立場で討論し、若干の意見を述べさせていただきます。
 まず、突風等被害への対応について。
 五月一日、牧之原市はじめ菊川市、沼津市に発生した突風等被害により住家の半壊六棟、一部損壊百六棟の被害が生じました。被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
 私も牧之原市に赴き被災された方の要望を聞いてまいりました。住宅の屋根が吹き飛び雨水が漏れる、ガラスが割れ一面の壁ががされるなどとても住める状況ではない、解体するしかないという方も大勢おられました。今回の支援対象は半壊以上六棟十三世帯です。国の被災者生活再建支援法が適用されない世帯に県独自の制度で支援することは当然の措置と考えます。やむを得ず解体される場合も支援対象となりますが半壊以上という枠があり、一部損壊と認定された世帯は支援対象ではありません。被災者の生活再建を後押しできる柔軟な支援策が必要です。
 委員会審議では、現場の実態調査により支援の在り方を検討したいと答弁がありましたので被災実態に即した支援を求めます。
 続いて、新型コロナウイルス感染症対策について述べさせていただきます。
 県内の感染状況は、一週間当たりの新規感染者が人口十万人当たり十六・九人、病床利用率は三七・〇%、警戒レベルは五に引き上げられました。また変異株の占める割合が上昇し、かつ新たな変異株が検出され湖西市では全域の飲食店に営業時間の短縮が要請されるなど緊迫した状態が続いています。
 今回の補正予算の事業内容は第四波対応、ワクチン接種体制の強化、検査体制強化が主な柱です。感染症患者の増加に備えて病床確保策が取られました。空床補償は現在の確保病床四百四十二床から五百二十二床へ、患者急増時は単価上乗せで五百八十二床に増床する内容ですが、静岡県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議ではこのまま新規感染者が増加すれば七百八十八床の確保が必要と試算していますので新たな病床確保も必要となります。
 重症患者を一般病棟で受け入れた医療機関への支援、回復期の患者受入れ病床を確保した医療機関への支援を含め陽性患者を受け入れる医療機関への財政的支援は二百二十五億円以上に上り、県当局の第四波に備える万全の体制を取る決意の表れと受け止めています。
 同時に必要なことは、医療機関で患者の治療に従事する医師、看護師等医療従事者の現場の声に真摯に耳を傾け対処することです。医療従事者の方たちの声を紹介します。
 一年以上にわたり極度の緊張を強いられ疲労こんぱい状態、出口のないトンネルの中にいつまでもいるような気がする、陽性患者への治療に関わる従事者は自分や家族への風評被害の恐怖から不安以外何物でもない、身を削られる思いで看護に当たってきたが心が折れる日々が続く、病院内は災害状態に当たるが通常の勤務もこなさなくてはならず心身ともに疲れ果てた、もう辞職したいなど多くの医療従事者の声です。あらゆる手段を尽くしての病床確保は推進すべきですが、人手不足の医療現場の中、体制整備を求める医療従事者の声に真摯に応え人的支援を行うべきです。
 ワクチン接種体制の強化策としての市町の集団接種に協力する医療機関への協力金、広域的な集団接種会場の設置はワクチン接種を希望どおり受けたいという高齢者の一番の関心事、要求に応え平常な日常を取り戻す上で必要な措置です。県内各地の首長から、集団接種が始まったことにより医療従事者の疲弊が既に見えているなど医師や看護師の人材確保を求める意見が相次いでいます。高齢者へのワクチン接種を加速し七月末までに接種を完了させるためにもさらなる人材確保の手だてを求めます。
 加えて、重症化リスクが高くクラスターが発生しやすい高齢者、福祉施設で迅速な検査は必要です。検査キットを高齢者施設、介護、障害者施設に配付することは重要な措置です。入所系施設に加えデイサービス、訪問看護等居宅系サービス事務所の職員、そして利用者も含めて定期的に検査し陽性者の早期発見、保護につなげる対応も求めます。
 我が党は、コロナウイルス感染症対策として必要な措置はコロナ封じ込めのための大規模検査の実施、医療機関への減収補とあらゆる手段を尽くしての病床確保、飲食業の営業時間の短縮要請に伴い事業を継続できるような十分な補償をすべきと考えます。
 以上を述べまして、知事提案の第八十一号議案に賛成する立場での討論といたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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