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本会議会議録

答弁文書

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平成29年12月静岡県議会定例会

山本 貴史 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/08/2017番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 「しずおか寺子屋」創出事業についてお答えいたします。
 「しずおか寺子屋」創出事業は、子供たちが主体的に学習に取り組む習慣を身につけることを目的に本年度から三島市、島田市、袋井市の三市をモデル地区として実施しており、放課後等に子供たちの学習の進み具合に合わせて学習支援に取り組んでいるところであります。具体的な実施方法はそれぞれ地域の実情を踏まえまして、学校内の施設や地区の公民館等を会場に毎週もしくは隔週で開催しております。いずれの地区におきましても学校との円滑な調整を担うコーディネーターを配置して地域住民、大学生等の学習支援員が指導に当たっており、参加している子供は各所で十人から三十人程度となっております。
 子供たちからは、苦手なところが理解できた、テストのために自分で計画し勉強することができた、年齢が近い大学生だから聞きやすいなどの声を得ており、また学習支援員のうち教員を目指している大学生からは子供たちに寄り添い同じ目線で考える機会を得られてよかったなどの感想が出されております。
 事業開始から半年余りでありますことから、今後子供たちの学習習慣の定着度を検証することとしておりますが、現段階では学習支援員の継続的な確保や寺子屋における指導内容の充実を図ることが課題であると考えております。
 今後は、市町や県内大学、ふじのくに地域・大学コンソーシアムと連携し学習支援員の安定的な確保に取り組むとともに効果的な指導方法の検討や学習支援員の資質向上を図ってまいります。また事業の成果を他の市町や学校関係者に広く周知し社会総がかりの教育であるしずおか寺子屋の拡大、充実に取り組んでまいります。
 次に、学校における自殺防止対策についてであります。
 議員御指摘のとおり、若者の自殺者数は年々増加傾向にあり自殺防止対策、予防教育が喫緊の課題であると認識しております。このため各学校では道徳の授業を初め日々の教育活動を通じて人の命を大切にし他人を思いやる心を育む教育を推進することで子供の自己肯定感を高めるよう取り組んでおります。
 また、県教育委員会では教員を対象に研修会を開催し、子供たちの心理状態を把握するための演習などを通して自殺防止に関する基礎知識への理解を深めるよう取り組んでおります。さらにスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど専門性を有する人材を活用し不安や悩みを抱える児童生徒の早期発見、課題の解決に努めているほか、いじめなどの悩みを昼夜を問わず相談できる二十四時間子供SOSダイヤルについて児童生徒や保護者に周知を図っております。夏休み明け等には子供の自殺が特に心配されるため長期休業前に学校に対して自殺防止対策の周知徹底を図るよう通知しているほか、各学校や市町においてSNSやインターネット上でのいじめや自殺をほのめかす書き込み等を発見するネットパトロールを実施しております。
 教育に携わる者として児童生徒の自殺はまことに残念であり痛ましい限りであります。県教育委員会といたしましては自殺の予防に向けた対策をさらに進める必要があると考えており、命を大切にする教育の推進や相談体制の充実、家庭や地域と連携した早期対策などを通して社会総がかりで子供の自殺防止に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp