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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和3年2月静岡県議会定例会

藪田 宏行 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/03/2021番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○副議長(良知淳行君) 志村農林水産担当部長。
○農林水産担当部長(志村信明君) 磯焼けの現状と対応についてお答えいたします。
 磯焼けは、水温の上昇や濁り等の海洋環境の変化、海藻を餌にする食害魚の増加等様々な原因により藻場が衰退する現象で、議員御指摘のとおり本県でも榛南地域や伊豆地域などで発生し水揚げの減少等大きな影響が出ております。藻場は食用海藻の供給や魚介類の生育の場として重要な役割を果たしており、県といたしましてもその再生は本県水産業の振興にとって大変重要な課題であると認識しております。
 このうち、榛南地域では県はカジメ藻場の再生を目指し平成十六年度から二十二年度まで沿岸漁場整備開発事業によりカジメの苗をつけたコンクリートブロックを合計二千基余り海底に設置いたしました。また平成八年度から現在に至るまで漁業者の藻場保全活動に対する支援も行っております。その結果、榛南地域のカジメ藻場は再生に向かい、これを餌とするアワビの漁業の復活も視野に入りつつあります。
 一方、食用となる特産物のサガラメにつきましては磯焼けが回復していないため、県では長年の研究成果を踏まえ今年度から本格的な実証試験としてサガラメの苗をつけた生分解性プラスチック基盤を約千基海底に設置し生育状況のモニタリングを行っております。
 伊豆地域におきましては、平成十年代以降カジメ藻場の減少傾向が続いているほか近年食用となるヒジキ、テングサの減少も顕著になり、今後さらなる衰退が懸念されております。このため県では漁業者による食害魚や雑海藻の駆除などの活動を支援しているほか、今年度からはヒジキやテングサの増殖に向けて種苗移植方法の検討や栄養塩類のモニタリング調査などを開始したところであり、来年度もこれらの取組を継続してまいります。
 県といたしましては、漁業者をはじめ地元の市町と共にこうした取組を着実に進め県内水産資源の保全、回復に不可欠である藻場の再生に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp