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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会 質問


質問者:

鈴木 節子 議員

質問分類

質疑

質問日:

02/20/2020

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第五一号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」につい
 て                                
 o新時代の学びを支える教育環境充実事業費             
2 第六七号議案「静岡県県有建築物長寿命化等推進基金条例」
 について


○議長(鈴木利幸君) 議事日程により、知事提出議案のうち、第五十一号「令和元年度静岡県一般会計補正予算」及び第六十七号「静岡県県有建築物長寿命化等推進基金条例」、以上二件を一括して先議いたします。
 これから質疑を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。先議分の議案質疑を一括質問方式で行います。
 まず初めに、第五十一号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」についてのうち、新時代の学びを支える教育環境充実事業費について伺います。
 事業内容は、県立高校中等部、特別支援学校小中部への一人一台タブレット整備、無線LANアクセスポイント整備、タブレット用電源キャビネット整備です。これは国主導のGIGAスクール構想によるもので補正予算六億三千八百万円ですが、来年度以降事業はさらに拡大され将来的には教師と児童生徒のかかわり方や授業内容、人格形成過程、成績評価等学校教育のあり方を根底から左右しかねない事業です。また県内市町の動向は令和元年度申請見込みが現在二十市町と足並みがそろっていません。県の補正予算に計上する前提としてICT教育行政は全県的に整理されるべき事項ですので何点かポイントを絞って質疑を行います。
 一点目に、事業の目的と期待する効果を伺います。
 二点目に、運用についてです。全ての授業でフル活用なのか、使用上限時数の設定はあるのか、家庭学習活用の考え方はどうか、管理方法等運用規定の内容はどういうものか伺います。
 三点目に、教師の業務について伺います。
 パソコンを授業で使いこなせる教員は七割にとどまるとの調査結果があります。教師の授業へのかかわり方と負担増にならないかという問題点、そして指導力向上のための研修はどういうものか、また外部人材活用による支援員派遣と教師とのかかわり方についてそれぞれ内容を伺います。
 また、生徒一人一人の学習記録等データを集積・分析する教育ビッグデータを活用することで全国学力テスト、デジタル教科書活用への構想がありますが本県はどう対応するのか、見解を伺います。
 四点目に、課題について伺います。
 導入に当たり検討する課題は何か、またその対応をどう検討していくのか、そして毎日生徒と接している現場の教師の意見や要望をどのように把握をしているのか、未実施であれば意見聴取はするのかを伺います。
 五点目に、財政負担についてです。
 今回の補正予算の国、県の負担割合はどういうものか、整備対象事業は何か、そして対象外の事業は何か、また今後の維持管理経費を含めた整備に関する財政負担、そして将来的には更新時の財政負担も含めてどういう見通しか伺います。
 次に、第六十七号議案「静岡県県有建築物長寿命化等推進基金条例」について伺います。
 今回新たに基金を設置し二月補正で積み立てを行うとのことですが、基金条例設置の目的はどういうものか、七十五億七千万円の額の根拠は何か、何年分を見越しているのか、今後の活用見通し、対象事業を修繕、建てかえ工事にかかわる事業とした理由と新築、増築は対象としない、その理由を伺います。以上、答弁を求めます。
○議長(鈴木利幸君) 木苗教育長。
       (教育長 木苗直秀君登壇)
○教育長(木苗直秀君) 鈴木節子議員にお答えいたします。
 第五十一号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 新時代の学びを支える教育環境充実事業費についてでありますが、本事業は児童生徒一人一人に個別最適化した学びを提供できる教育環境を整備することを目的としており、これにより子供たちの資質能力を効果的に引き出すことができるものと期待しております。
 運用につきましては全ての教科でタブレットの活用が可能と考えておりますが、使用する授業は学校や担当教諭の判断によることから現状の管理規定におきまして使用時間に関する基準等は設けておりません。またタブレットの家庭学習への活用につきましては今後の状況等を踏まえて検討してまいります。
 教師の業務につきましては、操作方法を習得する必要はありますが新学習指導要領に定められた主体的、対話的で深い学びを実践する授業のためのツールとして活用できるものと考えており、引き続き指導力向上のための研修や支援員の派遣を行ってまいります。また教育ビッグデータは個々の児童生徒に応じたきめ細かな指導、支援ができる可能性があり、活用方法の検討を進めてまいります。
 ICT機器等の導入に当たりましては、教員の指導力を向上させることが大きな課題となっており教員からは研修会等の場で効果的な活用方法や実践例を知りたいなどの声が聞かれることから、それらを踏まえて研修内容の充実を図ってまいります。
 最後に、財政負担についてでありますが国の補助では端末は定額助成となっており、校内LANにつきましては二分の一補助に加え本年度は補助残への起債と交付税措置がとられております。管理費や更新費用は対象となっておりませんがこの機を捉えて着実に整備を進めることとし、今後は国に制度の充実を働きかけるとともに市町を加えた広域での共同調達の検討を行うなど効率的な整備に取り組んでまいります。
 県教育委員会といたしましては、国や市町と連携して新時代に対応するためのICT環境を計画的に整備することにより未来社会を生きる子供たち一人一人の資質能力を最大限に伸ばしていくことができるよう積極的に取り組んでまいります。以上であります。
○議長(鈴木利幸君) 鈴木経営管理部長。
       (経営管理部長 鈴木宙志君登壇)
○経営管理部長(鈴木宙志君) 第六十七号議案「静岡県県有建築物長寿命化等推進基金条例」についてお答えいたします。
 本県では、築三十年以上の老朽化施設が全体の約六割を占めており今年度策定する個別施設計画に基づき施設の長寿命化を計画的に進めることとしております。このための修繕や建てかえ等に要する安定的な財源を確保するため本基金を造成するものであります。
 積立額の約七十五億七千万円につきましては、令和二年度から令和六年度までの長寿命化に要する経費の試算に基づくものであり当該期間において見込まれる修繕等を計画的に実施するため本基金を最大限活用してまいります。また本基金は既存施設を今後も保有する限り必要となる維持更新を適切に行うための修繕や建てかえ等を対象とするものであり、新たな行政需要に対応するために行う新築、増築は対象外としております。以上であります。
○議長(鈴木利幸君) 一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 今お答えいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 まず、一人一台タブレット整備について二点目の質問、運用について伺いましたけれども使用上限時数の設定は教師の判断によるという御答弁でした。それと管理方法など運用規定もこれからだということでしたけれども、もうすぐに新年度からはこの整備が始まります。県内では小学校五年、六年生、中一に新年度から整備されますのでこの時点でまだ具体的な活用、それから運用規定がないということになりますと現場の教師は大変不安ですのでその運用規定、しっかりとつくるべきではないか、その再質問をさせていただくのと子供たちの資質能力を最大限伸ばすとおっしゃいましたけれども学びを分断することにつながらないのか、その観点からもう一度答弁をお願いいたします。
○議長(鈴木利幸君) 鈴木教育部長。
○教育部長(鈴木一吉君) 新時代の学びを支える教育環境実施事業の再質問についてお答えをさせていただきます。
 最初に、児童生徒への学びがどうかという話でございましたけれども実は先行してやっている高校、特別支援学校が一部ありまして、実は授業の内容がよくわかると答える生徒の割合につきましては県平均が大体七割ぐらいに対しまして既にICTを導入している学校の生徒の割合が八割以上というふうになっておりますので一定の効果があるものというふうに考えております。
 それから、最初の御質問の管理運営規定の話でございますけれども既にICTを導入している一部の学校がありますので当然管理規定というものを私どもでは整備させていただいております。その中身としましては主にはセキュリティー関係、特にタブレット等の関係でございますので個人情報の流出とかがあっても困りますのでそういったものにつきましては既に整備をしておりまして、使用の上限時数それとかというものについては今のところ規定はしておりません。今後学校のほうからこういうことが問題だというような形で御意見があればですね、その管理運営規定の中にも盛り込むことは検討してまいりたいと考えております。以上であります。
○議長(鈴木利幸君) これで鈴木節子君の質疑は終わりました。
 以上で質疑は終わりました。

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静岡県議会事務局議事課

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