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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会

宮城 也寸志 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/30/2020番目)
答 弁 者知事


○副議長(良知淳行君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 宮城議員にお答えいたします。
 ChaOIプロジェクトによる茶業振興についてであります。
 本県の茶業は、リーフ茶需要の減少などの構造的な要因に加えまして今年は新型コロナウイルス感染拡大が新茶シーズンと重なりました。こうしたことによって生産量、価格ともに低迷いたしまして大打撃を受けております。
 この状況の中、県では本年度から静岡茶の新しい価値の創造を目指しChaOIプロジェクトを本格的に始動させているところであります。このプロジェクトの推進に当たりましては二つの課題があると考えております。
 一つは、産地が構造的に抱える課題を解決することであります。もう一つは、この新型コロナ危機で顕在化したものでありますけれどもデジタル化をどうするかという課題でございます。
 まず、構造的な課題への対応でございますが、これも農学的対応と工学的対応といいますか、この茶業研究センターを再整備いたしまして国内外の需要動向を踏まえて新しい品種の改良あるいは商品開発などのオープンイノベーションで取り組もうということでございます。言わば農学的対応であります。
 もう一つ、工学的な対応といいますか基盤整備につきましては、茶産地の構造改革を進めまして農地の集積を促進することで新たな後継者を育成するとともに、小規模な茶園につきましても大区画化や改植の推進で生産性を高める取組に注力していこうと考えております。
 もう一つ、このデジタル化に関わるものでございますが、これは新型コロナ危機で顕在化した課題でございます。プロジェクトのプラットフォームであるChaOIフォーラムを中心にデジタル対応の促進、新たな需要を生み出すグリーンツーリズムの展開等々茶業関係者による様々な取組へ支援を強化します。
 本年三月にChaOIフォーラムを立ち上げました。これは生産者、茶商、飲料、機械メーカーなど三百を超える方々の加入から成っております。このフォーラムにおきまして専門家の支援の下で会員相互がコンソーシアムを組み、八月末の時点でございますが既に三十二件の新たなプロジェクトが始動しております。また各産地での取組も活発化しております。
 具体的に六つばかり紹介いたしますと、一つには越境ECサイトを開設しアジア各国の嗜好に合わせた新商品の販路の拡大をしようと。二つ目としまして、食の都づくり仕事人と連携して静岡茶を使った料理試食会のライブ配信をしようと。三つ目としまして、新型コロナ危機の下でデジタル技術を積極的に活用していこうというものでございます。四番目としまして、酒造会社と連携して静岡茶入りスパークリング飲料を開発しようと。また五つ目としまして、海外パティシエとのコラボレーションによる抹茶スイーツの提案をしようと。六つ目といたしまして、茶園の風景を楽しむティーツーリズムを展開しよう等々でございまして、こうしたものはこれまでにない取組でございます。
 県としましては、こうした取組に対しまして助成制度を創設しまた共同研究も促進いたしまして支援を強化しているところであります。茶業の再生には官民が一体となった取組が不可欠です。
 県といたしましては、新型コロナ危機の下でこれまで以上に官民の連携を深めてChaOIプロジェクトを着実に推進することで茶業再生の新しい道筋を切り開き本県茶業の一層の振興を図ってまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp