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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年12月静岡県議会定例会

桜井 勝郎 議員(無所属)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/07/2017番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) ありがとうございました。
 私の政治手法についてのうち、発言の実践についてお答えいたします。
 私は、かねてより不言実行が最も大切であるというふうに思ってまいりましたが、知事になりましてからは有言実行が知事としての職分であると認識いたしまして知事が発する言葉は重いということを常にみずからに言い聞かせ県政運営に取り組んでおります。
 ただし、その発言は正確な現場分析に基づくものでなければなりません。また行動は現場に資する、現場の改善に資するものでなければなりません。そのため私は現場主義に徹しまして現場で聞く県民の声を政策の源とし、さらに広く知識を古今並びに東西に求め日々勉強することをみずからに課しております。現場に出かけること九月末までで二千三百七十二回、恐らく今二千四百回を超えていると思います。
 また、職員や専門家の皆様の意見に耳を傾け、先例にとらわれることなく積極的に政策を打ち出しその実現に全力を傾注してまいりました。
 そうした結果、県民の県民による県民のためのマニフェストである総合計画は策定時に目標とした十年計画を前倒しいたしまして来年三月までの実質七年と一カ月で達成する見通しです。
 先月公表した“ふじのくに”づくり白書、後期アクションプランの総括評価にお示しいたしましたとおり、工程表を明示した五百一の取り組みの九七%が実践されております。これをどう評価するか。評価する人の判断はさまざまです。ただし私は自分の目では見えませんのでみずからは申しません。ただ平成二十四年十一月のマニフェスト大賞グランプリに続きまして、先月マニフェスト大賞特別賞を受賞いたしました。二度もこの七年間余りでもらったところはほかにありません。外部からも高い評価をいただいていると認識しております。有言実行ということが高く評価されているものと考えます。
 また、本県が進める防潮堤、静岡モデルはジャパン・レジリエンス・アワード金賞をとりました。ふじのくに少子化突破戦略の羅針盤は統計利活用表彰の総務大臣表彰に輝きました。内陸のフロンティアを拓く取り組みは国の総合特区のまちづくり等分野の評価において二年連続全国一位となるなど、全国のモデルとも言える数々の実績を上げております。
 議員御指摘の政策も決して唐突に出たものではありません。それぞれ現場に立脚し現場に還元できるものというものでございます。十分に背景がありますが、制度の壁あるいは規制緩和など必要とするものが幾つかあるために全て実現には至っておりません。
 例えば、医科大学の誘致についてでありますが、医科大学の誘致はそれ自体が目的ではありません。静岡県にはお医者様が少ないという現実をどう解決するかが問題であります。課題であります。そこでバーチャルメディカルカレッジというのを立ち上げたのを御存じでしょうか。そのバーチャルメディカルカレッジ、本庶佑先生を学長といたしまして平成二十九年段階で百九十二人のお医者様が静岡県で働いてくださっております。すなわち六年間奨学金を差し出すかわりにそれの一・五倍、九年間は静岡県で働くと。すなわち北は北海道から南は九州、東大や京大も含めて全国各地でお医者様を六年間教育していただいて、それを過ぎた後九年間は静岡県でお医者様として働いていただくということでついにこの私の知事の期間に奨学金を受けた方たちの中でメディカルドクターが誕生しましてその数が今、百九十二名です。現在奨学金を差し上げている方が百三名いらっしゃいます。そうした方が順次、静岡県にお医者様として定着しているというのが現実であります。
 また、高校生のパスポートに関しましては、これは県知事は教育委員会に対しまして教育の中立性、安定性、継続性という原則がありますから命令はできません。しかしながらこの試みに対しましてついに高校生の海外留学を支援するグローバル人材育成基金が創設され、木苗教育長がそれについて奮迅して獅子奮迅の御活躍をしていただいております。
 さらにまた、JICAグローバル大学院につきましては東海大学の跡地にAOI―PARCができました。これは今農業の新しい研究機関ではありますけれども、ここに確実に海外から静岡県で農業、水産業を学ぶ人たちが出てくるでありましょう。したがって形を変えた形でここがグローバル大学院大学の拠点になるというふうに考えております。
 それから、自衛隊に関しましては空港が大規模な広域防災拠点に中央防災会議、また内閣によって定められました結果、静浜基地、空自、陸自とともに毎年そこで訓練を重ねることになりまして、かつて静浜基地の基地司令ですら空港の隣地に二十ヘクタールもの空き地があることは御存じなかったのでありますが今は一体化するような訓練ができております。
 さらに、県都構想につきましては議員の御指摘のとおり法律上の問題がありますが、しかし大都市における特別区設置の法令というのがあります。そこで特別区を設置するための限定である二百万人以上というのを、その数文字をとれば全ての政令指定都市におきまして特別区を設置することができます。その運動を一度も私はとめたことはありません。申し上げたことは必ず実行するためにしかし例え遅々として進まなくても実行するために努力しているわけであります。
 言論の自由については、私は広く会議を興し万機公論に決すというのが信条であります。学問をしてきましたので虚言を吐くことにつきましては我慢なりません。こうした考えのもと県議会でのオープンで闊達な議論を進め、ふじのくに静岡県を誰もが努力をすれば人生の夢を実現し幸せが実感できる、いわばドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの拠点とするべく有言実行にこれからも、これまでと同様努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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