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本会議会議録

議会補足文書

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平成28年2月静岡県議会定例会
曳田 卓(建設委員会)委員長報告
発言日: 03/17/2016
会派名: ふじのくに県民クラブ


○議長(吉川雄二君) 次は、建設委員会委員長 曳田 卓君。
       (三十番 曳田 卓君登壇 拍手)
○三十番(曳田 卓君) 建設委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
 今回、当委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成二十八年度静岡県一般会計予算」外二十六件であります。
 委員会審査に当たっては、第一号議案「平成二十八年度静岡県一般会計予算」のうち遠州灘海浜公園篠原地区基本計画策定事業費関係について最初に集中して審査を行いました。
 まず委員から、議案第一号に関し浜松市篠原地区への野球場整備に関する考え方及びその時期についてただしたところ、当局から、総合計画に基づき生涯スポーツの拠点となる運動施設を地域バランスを考慮して整備しているが県西部地域には県営の野球場がなく課題となっていた、篠原地区は都市計画決定後五十年以上が経過してなお未整備の用地があり、浜松市からも長期にわたって県営公園整備の強い要望があることから適地と判断し、平成二十七年二月定例会で篠原地区における野球場整備方針を表明し本年度公園基本構想の策定を進めている、整備に当たっては東京オリンピック・パラリンピックや隣接する浜松市沿岸域防潮堤の完成時期に合わせることが望ましいと考えているとの答弁がありました。
 これに対し委員から、篠原地区への野球場整備はコンセンサスがとれていないこと、野球場の防災機能はレベルツーの津波への対策となるものでありながら県と浜松市の負担のあり方について調整がついていないこと、東京オリンピック・パラリンピックの開催に間に合わせて整備すると建設物価の高騰が避けられない等を理由として、遠州灘海浜公園篠原地区基本計画策定事業費九千七百万円のうち公園基本計画策定に必要な測量・地質調査費二千四百九十万円を残し、野球場整備を前提とした費用である公園施設基本計画図の作成費四千八百万円、周辺道路及び公園内の交通処理、交通アクセスの検討費一千五百八十万円、津波浸水想定、地盤の液状化対策の検討費八百三十万円の合計七千二百十万円を減額する修正案が提出されました。
 次に、富士山静岡空港新幹線新駅関係費を予備費に計上した理由と新駅の重要性についてただしたところ、この事業は鉄道事業者であるJR東海の合意を得た上で測量や設計等を進めることになるが、その具体的内容は今後のJR東海との協議により決まるため合意が調い次第機動的に対応できるよう予備費に計上した、新幹線新駅は空港直下という立地を生かして発災時にも活用可能であり、富士山静岡空港が大規模な広域防災拠点に位置づけられたことで新駅設置の重要性が一層高まっていると考えるとの答弁がありました。
 次に、世界で最も美しい湾クラブへの加盟に向けた取り組みと観光振興への活用についてただしたところ、本年二月に行われたクラブの総会において駿河湾の魅力、すばらしさをプレゼンテーションし加盟表明を行った、今後審査委員による現地視察の結果を踏まえて加盟の可否が検討されることから、現地視察では沿岸市町との連携協力のもと駿河湾及びその周辺の魅力をアピールするなどして本年秋に開催される総会での加盟決定を確実なものにしていく、また欧州においても知名度が高い湾クラブの情報発信力を活用し、世界に向けた駿河湾の情報発信の強化、世界遺産富士山や伊豆半島の日本ジオパーク認定との相乗効果による交流人口の増加、クルーズ船の寄港誘致促進等、加盟の効果があらわれるように取り組んでいくとの答弁がありました。
 次に、森林局の経済産業部への移管の効果と事業の継続した推進に向けた取り組みについてただしたところ、交通基盤部では主に県土の保全の観点から森林整備を進めてきたが、経済産業部への移管により産業振興という観点からも取り組むこととなり農業、工業、商業など他の産業のノウハウを取り入れた産業面での強化が可能となる、移管後も交通基盤部との連携を引き続き強化し継続的かつ適切に事業を執行していきたいと考えているとの答弁がありました。
 そのほか、公共工事の品質確保の促進に関する法律改正の効果及びホームページでの事故事例公開の詳細、トンネル等のアセットマネジメントの取り組み状況、落橋防止装置等の溶接不良に対する県の対応状況、地震・津波対策アクションプログラム二〇一三の進捗状況に対する評価、JR東海道本線磐田新駅整備に関する県費補助上限額の考え方、沼津駅周辺総合整備事業新貨物ターミナル用地買収における地権者との交渉状況と今後の取り組みなどについても質疑等がありました。
 その後討論が行われ、議案第一号に対する修正案について、コンセンサスが得られていないとは言い切れずまた防災機能の負担のあり方は今後明らかにしていくものだと考える、完成時期については目標と捉えるべきで浜松市の長年の要望に応える本予算案の提案を評価するとの反対意見がありました。一方公園全体で最大二百五十億円とも試算される施設整備は多くの県民のコンセンサスを得た上で慎重に進めるべきである、防災機能については浜松市と十分調整すべきであり、東京オリンピックの開催に合わせて整備する必要性にも乏しいとの賛成意見もありました。
 以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましてはまず議案第一号については賛成多数をもって、お手元に配付した修正案のとおり修正すべきものと決定した後、議案第十一号、第十二号、第二十一号、第三十四号、第三十六号、第三十七号、第三十九号、第四十号、第四十四号、第五十五号、第五十六号、第七十一号から第八十五号までは全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、採決終了後には沼津駅周辺総合整備事業について、県東部地域の拠点にふさわしいまちづくりに必要不可欠な事業であることから県で総力を挙げ完成時期を明示した上で事業を着実に推進し、あわせて沼津市が進めている新貨物ターミナルの用地買収についても全力で支援していくよう閉会後に知事へ申し入れを行うことを全員一致で決定をいたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)

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