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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年2月静岡県議会定例会

鳥澤 由克 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/03/2022番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 鳥澤議員にお答えいたします。
 ふじのくにのフロンティアを拓く取組についてであります。
 ふじのくにのフロンティアを拓く取組は、東日本大震災の教訓を踏まえ防災・減災と地域成長の両立を図り県民の皆様に新しいライフスタイルを提案することを目指した取組であります。二〇一三年度から一期五年間で、三期十五年間を全体構想期間として取組を推進しているところであります。
 当初は、これを内陸のフロンティアを拓くというふうに銘打ったために新東名だけに関心が集まったわけですが、当初からこれは四つの戦略から成っておりまして沿岸都市部のリノベーション、内陸部のフロンティアの開発、そして両者を結ぶ地域連携軸の形成、そして多様なライフスタイルの提供というこの四つの柱から成っているプロジェクトでございます。このプロジェクトを各市町と協調しつつ地域特性を生かした拠点整備を進めてまいりました。
 二〇一八年度から第二期目がスタートいたしまして、拠点間の有機的な連携を実現しより広域的な推進エリアの形成に取り組んでいるところであります。拠点整備につきましては今年度末で七十四区域のうち五十二区域で事業が完了いたしました。残りの二十二区域につきましても市町との連携の下、計画的に整備事業を推進してまいります。
 また、推進エリアにつきましても十一エリア、十八市町の取組を認定いたしました。引き続き市町のエリア形成に向けた取組を積極的に支援してまいります。これまでこのプロジェクトは内閣府のほうから複数回にわたって高い評価を受けているものでございます。
 さて、第三期目の取組でございますけれども、当初二〇二三年度からこれまでの取組をより重層的にかつ高次元で実現する、いわゆる対流型都市圏の形成を目指していくものとしておりました。しかしながら現下のこのコロナ禍によりまして社会経済を取り巻く環境は一変いたしました。深刻化する地球規模の気候変動危機への対応も待ったなしの状況となっております。
 このため、このフロンティアを拓く取組におきましてもこれまでの対流型都市圏から脱炭素と持続可能な開発目標であるSDGsを実現する地域循環共生圏の形成へと発展的な展開を目指すものとし、その計画を一年前倒しをいたしまして来年度から取り組むことといたしたわけでございます。
 本県が将来にわたって持続可能な発展をしていくために、SDGsの三つの側面――環境・経済・社会の統合的な向上を目指す地域循環共生圏の形成が鍵となります。
 県では、伊豆、東部、中部、西部の四圏域ごとに目指す将来像をお示し申し上げ市町とスクラムを組んで防災・減災と脱炭素、SDGsの実現に向けた地域成長の取組を着実に展開してまいります。
 具体的に申し上げますれば、県と市町が目指す姿をまず共有しなくてはなりません。その下で循環共生圏の形成に向けた取組の実効性を高めるため県庁内に相談窓口を設置いたしまして、県地域局も交えて市町との政策協議を重点的に行います。そのほか市町の計画策定費や循環共生圏の形成事業への助成制度を創設いたしまして推進体制を強化してまいります。
 県といたしましては、こうした取組により安全・安心で強靱な県土づくりとともに、県と市町が一となりましてDX――デジタルトランスフォーメーションに代表される社会経済の大きな変化に的確に対応し、またメンションしていただきました美しく品格のある邑づくり、こうしたものをベースに現在起こっておる人々の田園回帰も受けまして国の目指されているデジタル田園都市化、あるいはデジタルガーデンシティ化と、そのモデルになろうというそういう志を持って将来にわたり持続可能な発展を可能とする魅力ある県土の実現を図ってまいりたいと考えております。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp