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本会議会議録
議会補足文書
令和４年12月静岡県議会定例会
| 曳田 卓 【 討論 】 発言日： 12/21/2022 会派名： ふじのくに県民クラブ |
○議長（藪田宏行君） 次に、三十三番 曳田 卓君。
（三十三番 曳田 卓君登壇 拍手）
○三十三番（曳田 卓君） 私は、ふじのくに県民クラブを代表して知事提出の第百三十五号から第百七十八号議案の全ての議案に賛成し、また請願第二号、請願第三号その一、その二、その三を不採択、請願第四号を採択することに賛成の立場からその理由と若干の意見を述べて賛成討論をいたします。
最初に、第百三十五号議案及び第百七十七号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
今回の補正予算は、九月の台風十五号による災害への対応や世界的な燃料費等の高騰、円安の影響による物価高騰への対策など県民を取り巻く喫緊の課題に対応したものであると理解しております。
このうち、台風十五号による被災者への対応については住宅被害を受けた世帯への支援や被害者遺族への弔慰金などが盛り込まれており、かねてから我が会派が要望している内容に沿うものであり被災者の生活支援にもつながる内容であることから賛成をいたします。あわせて今後も引き続き被災者に寄り添った対応をしていただくことを要望いたします。
次に、物価高騰対策についてであります。
原油をはじめとする天然ガス、石炭その他エネルギー源はその全てにおいて二〇二〇年比で二倍以上に高騰しております。加えてロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安の影響は県民の日常生活や経済活動に影を落としています。そうした中、土地改良区の農業水利施設や漁業協同組合の製氷施設等に係る電気代及び施設園芸農家や畜産農家、漁業者等を対象に燃油や飼料などの購入費について支援を実施することは、経営が迫している農業者や漁業者の負担軽減につながり我が会派の要望にも一致することから評価をいたします。
また、中小事業者をはじめ農林水産業に従事する方やフリーランスの方など零細事業者も対象とした中小企業等物価高騰対策緊急支援事業費助成については、まさに弱きを助ける制度として我が会派では高く評価しております。十一月二十八日からの当初募集では申請が殺到し開始から二時間足らずで予算額に達しましたが、それだけ県民に必要とされている事業であることから十二月一日に会派から知事へ予算の積み増しの要望を行ったところであります。追加の補正予算ではさらなる事業費の増額がされており、県内の中小・零細事業者の窮状を救うものと大いに期待をしております。
そのほか、九月に牧之原市で起きた子供の送迎用バスへの置き去り事件を受けてバスへの安全装置の導入や子供の見守りサービスへの補助を実施することは、今後あのような痛ましい事件を二度と起こさないために必要であると考えられるため賛成をいたします。
また、妊娠期から出産、子育てをする方を対象に伴走型相談支援の充実や妊娠届出時等の経済的支援を市町を通じて行うことは、まさに「生んでよし、育ててよし」の静岡県の実現に資すると考えられるため賛成をいたします。
去る十月に基本計画が決定した浜名湖花博二十周年記念事業については、本県の花卉産業の振興とともに観光など地域活性化の効果も期待されることから賛成をいたします。デジタル技術などを取り入れ時代に合った花博として盛り上がりを大いに期待をしております。
その他の議案につきましても、法令の改正に伴う条例改正や指定管理者の指定など県政を進める上で必要なものであると認められることから賛成をいたします。
また、仮称函南太陽光発電事業計画の林地開発許可の取消しを求める請願については、法に基づく許可手続に関して重大な不備が判明しており許可は不適当であると考えられるため許可の取消しを求める請願の採択については賛成をいたします。住民の災害に対する懸念や不安を真摯に受け止め誠意ある対応を要望いたします。
川勝知事におかれましては、引き続き県民の負託に応え速やかに施策を推進していただきますようお願い申し上げます。
以上、全ての議案に賛成し議員の皆様の御賛同を頂きますようお願いをいたしまして私の討論とさせていただきます。(拍手)
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