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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年2月静岡県議会定例会

小野 達也 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:02/26/2016番目)
答 弁 者文化・観光部長


○文化・観光部長(西田郁夫君) 富士山静岡空港の利便性の向上についてのうち、旅客ターミナルビルの改修・増築についてお答えいたします。
 旅客ターミナルビルの改修・増築において何よりも優先すべきことは、空港の将来を見据えさらなる多路線、多便化を進めることと利用者の利便性と満足度の向上を図ることであると認識しております。
 このため、設計に当たっては国際線は一時間に三便、国内線は三十分に二便を受け入れられるよう保安検査場や搭乗待合室の拡張、手荷物受け取りコンベアの増設など機能強化を図るとともに、飲食・物販店、免税売店の拡大、ラウンジやムスリム対応の礼拝室の新設など楽しみくつろげる場所の確保にも努めたところであります。
 一方、建物のデザインについては茶畑をイメージしたヴォールト屋根はコストの大幅な増加が見込まれた上に既存部分との一体感を持たせることが困難であり、またツイストアーチは海外加工が必要で県産材が使用できないことなどからそれぞれ不採用といたしました。新たなデザインは既存施設との統一感を図るとともに、西側地区を含めた空港全体の景観の調和を図る観点から新築部の屋根をひさしのあるフラットな大屋根とし、屋根を支える構造材に県産材を使用するとともに、天窓を設けて自然光を取り入れるなど日本的な情緒と温かさが感じられるくつろぎの空間を創出することといたしたところであります。
 本体工事費は、このような調整を経た上でさらに公募型プロポーザル実施後の建築資材や労務費の上昇など社会情勢の変動も考慮し三十六億八千万円を今議会にお諮りしております。
 新たな旅客ターミナルビルは、平成三十年十月の供用開始を予定しております。県といたしましては今後のラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックの開催さらにその先を見据え、国内外の皆様をお迎えするふじのくにの空の玄関口にふさわしい空港となるよう引き続き機能向上に全力で取り組んでまいります。
 次に、富士山静岡空港の経営改革についてであります。
 県では、平成二十五年四月に公表した新たな空港の運営体制構築に向けた取り組み方針に基づき公共施設等運営権制度を活用した民間主体の空港運営の実現に向け検討を進めております。運営権制度の導入により指定管理者制度では困難であった空港運営に係る業務や収支の一体化が可能となり、業務効率化等による県民負担の軽減はもとより民間のマーケティング力等を生かした路線の充実や利用者サービスの向上等が図られるものと考えております。さらに運営権者が民間のノウハウやネットワークを生かして幅広い事業を展開することにより空港と地域資源を活用した観光や産業の交流が活発化し本県経済のさらなる活性化にもつながることが期待されます。
 制度の導入に当たっては、県が行う地元対策等の業務を除き二十年以上の長期にわたって民間事業者に空港運営業務を一体的に委ねるなど民間の経営力や創意工夫が発揮できる仕組みを検討しております。来年度にはこの仕組みを基本スキーム案として公表し、民間事業者等から意見を伺った上で実施方針として内容を固めるとともに、制度導入に必要な空港設置管理条例の改正をお諮りするなど具体的な手続を進めてまいりたいと考えております。
 県といたしましては、運営権制度の導入により空港の価値を最大限に高め首都圏空港の一翼を担う日本の空の玄関口として、また県内経済の発展に大きく貢献できる社会資本として県内外の多くの皆様に愛される魅力ある空港となるよう積極的に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp