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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年2月静岡県議会定例会 質問


質問者:

平賀 高成 議員

質問分類

質疑

質問日:

03/03/2017

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第一号議案「平成二十九年度静岡県一般会計予算」について
 (1) 地産エネルギー創出支援事業費
 (2) 住んでよししずおか木の家推進事業費助成
 (3) 新幹線新駅関連調査費
 (4) 地域外交推進費
2 第二四号議案「静岡県職員の旅費に関する条例及び特別職
 の職員等の給与等に関する条例の一部を改正する条例」につ
 いて
3 第五三号議案「静岡空港の設置、管理及び使用料に関する
 条例の一部を改正する条例」について


○議長(鈴木洋佑君) これで天野進吾君の質問は終わりました。(拍手)
 次に、議案に対する質疑を行います。
 通告により、一番 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 日本共産党の平賀高成です。
 二〇一七年度予算にかかわり、地産エネルギー創出支援事業が昨年と比較しますと一億五百四十万円減っておりますが、事業目的は県内産業経済を支える多様なエネルギー源の確保を図るため事業者が行う小水力、バイオマス等の利活用設備導入に対する支援や住宅用の太陽光発電、太陽熱利用設備への助成等を行うことによりエネルギーの地産地消を推進するというものですが、東北の大震災でいまだに福島原発廃炉の打開策も見えない中で、原発から撤退し自然の再生エネルギーを活用するのは世界的な流れです。太陽光、太陽熱を活用する事業への支援を削るのは逆行ではないでしょうか。
 次に、昨年十二月に静岡県中小企業・小規模企業振興基本条例がつくられ新たに小規模企業支援強化関連事業に一億四千万円予算がついていますが、その一方で住んでよししずおか木の家推進事業費助成事業が昨年との比較で四千万円減っております。中小零細業者の仕事をつくる住宅リフォーム助成など仕事をつくる事業の観点から言えば優良木材を使わなければならないなど使い勝手がよくありませんが、減らされるのは条例の精神からの逆行ではないでしょうか。
 次に、静岡空港新幹線新駅関連調査費として一千万円の調査費がついていますが、新駅設置が隣接地に及ぼす影響の調査とその対応策の検討を行うとのことですが、まずその大前提となる新駅をつくることにより利用客がどれくらいあるのかの利用見通しの試算をすべきと考えますが、県の考えを伺います。
 次に、地域外交推進費について昨年の国連総会で核兵器禁止条約の締結交渉を開始する決議が圧倒的多数で採択されました。核兵器を禁止廃絶する交渉がことしの三月と六月から七月に国連で開催されることになりました。広島、長崎に次ぐ被災三県の一つである静岡県として、静岡県地域外交基本方針に平和主義をうたい核兵器廃絶の取り組みを進めるべきではないのかを伺います。
 次に、第二十四号議案「静岡県職員の旅費に関する条例及び特別職の職員等の給与等に関する条例の一部を改正する条例」について確認のために伺いますが、上限額を決め実費支給することになり、上限額を超えて支給できる場合の要件も明確にし主催者等からの宿泊場所の指定や国際的な会議やイベントの開催等による一時的な宿泊料金の高騰等にも対応するとのことですが、支給上限額を世界各都市の四つ星の宿泊施設の実勢宿泊料金をカバーできる額とするとしていますが、なぜ四つ星の宿泊施設でなければならないのでしょうか。三つ星ではだめなのでしょうか。改めて上限額の設定についての考え方を伺います。
 最後に、第五十三号議案「静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例の一部を改正する条例」について、なぜ静岡空港の運営権を民間に譲渡しなければいけないのでしょうか。どんな見通しのもとに条例改正をするのかを伺います。以上です。
○議長(鈴木洋佑君) 篠原経済産業部長。
       (経済産業部長 篠原清志君登壇)
○経済産業部長(篠原清志君) 平賀議員にお答えいたします。
 第一号議案「平成二十九年度静岡県一般会計予算」についてのうち、地産エネルギー創出支援事業費についてであります。
 地産エネルギー創出支援事業の予算額につきましては、これまでの助成実績や来年度の事業見込みなどから積み上げておりますが、このうち住宅用太陽熱利用設備と既築住宅の太陽光発電設備への助成については減額となっております。一方水力やバイオマス、温泉エネルギー利用設備への助成については増額しております。特に太陽光発電につきましては平成二十七年度に三十二年度までの目標百万キロワットを五年前倒しで達成するとともに、太陽光発電の導入が進んだことからその設置費は助成制度創設時に比べ三割近く低下しております。これらのことから太陽光発電への助成については制度の目的を達成してきており、来年度をもって助成を終了していきたいと考えております。
 なお、今後は地域におけるエネルギーの真の地産地消の推進に向け、新たな取り組みとして仮想発電所バーチャルパワープラントの構築を推進してまいります。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 若原農林水産戦略監。
       (農林水産戦略監 若原幸雄君登壇)
○農林水産戦略監(若原幸雄君) 第一号議案「平成二十九年度静岡県一般会計予算」についてのうち、住んでよししずおか木の家推進事業費助成についてお答えいたします。
 住んでよししずおか木の家推進事業費助成の計画につきましては、過去の事業費等を踏まえた額ということで置かせていただいておりますので、住宅リフォーム等の全体の施工というのがこれによって、予算額の減少によりまして施工の総量自体が減少するというふうには考えておらないところでございます。
 仮に、私どものそういった見積もりが甘かったということで実際に需要が多くて需用費の想定以上にリフォームの需要があったというようなことを想定いたしましても、この助成制度はしずおか優良木材等の使用に伴いますコストの増分を補うということでそれを超えてリフォーム費用の補助を行うものではございません。つまりもともとリフォームを行うときの額が百だとして、優良木材を使うことでそれが百五とか百十になるときにその五や十を補うということで、この助成によりまして優良木材を使わない場合と使う場合でのコスト差が生じないようにするものということでございますので、そもそもこの助成を超えた部分につきましては普通のリフォームをやるという分には全く影響がないというような立てつけになっております。したがってしずおか優良木材等の使用というものが助成を超えた分、はみ出した部分があったときに減るおそれはあるかもしれませんけれども、リフォーム等の施工の総量自体には影響がないというふうに考えているところでございます。
 県といたしましては、中小企業・小規模企業振興基本条例に沿って各種の事業を実施することで、これまで以上に中小企業、小規模企業の振興に取り組んでまいります。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 村松交通基盤部長。
       (交通基盤部長 村松 篤君登壇)
○交通基盤部長(村松 篤君) 第一号議案「平成二十九年度静岡県一般会計予算」についてのうち、新幹線新駅関連調査費についてお答えいたします。
 富士山静岡空港新幹線新駅の利用客数の見通しにつきましては、新幹線の運行ダイヤの編成と密接に関連するため、鉄道事業者であるJR東海の考えを聞きながら今後算定をしていくことが望ましいと考えております。
 先月十五日に開催したシンポジウムでは、高速鉄道と直結できる空港は我が国では富士山静岡空港しかなく、新駅を設置することにより国内においては利用圏域を大幅に広げ、またインバウンドにおいても空港、新幹線双方の利用者をふやすウイン・ウインの関係となり得ることが議論されたところであります。
 県といたしましては、富士山静岡空港の機能を高める新幹線新駅は本県のみならず国家的見地からも重要な社会基盤であることから、必要な調査や検討を進め一日も早い新駅実現を目指してまいります。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 増井地域外交監。
       (地域外交監 増井浩二君登壇)
○地域外交監(増井浩二君) 第一号議案「平成二十九年度静岡県一般会計予算」についてのうち、地域外交推進費についてお答えをいたします。
 本県では、地域外交基本方針において友好的互恵・互助の精神に基づき誠意を持って地域間交流の継続と拡大を図っているところであり、この基本方針の根底には平和の実現を目指すとの理念があります。この基本方針に基づき幅広い分野においてさまざまな取り組みを進めております。地域同士の交流が盛んになることでお互いをよく知り、しっかりとした関係を築くことが地方自治体として世界の平和に貢献するものと考えており、平成二十二年三月一日の核兵器のない地球を目指すふじのくに静岡県平和宣言の県議会での決議や、平成二十三年二月二十三日のふじのくに平和宣言を尊重し、県議会や県民の皆様の平和を希求する思いを一つにして地域外交に取り組んで参ります。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 伊藤経営管理部長。
       (経営管理部長 伊藤篤志君登壇)
○経営管理部長(伊藤篤志君) 第二十四号議案「静岡県職員の旅費に関する条例及び特別職の職員等の給与等に関する条例の一部を改正する条例」についてお答えいたします。
 特別職の職員の外国旅行における宿泊料の見直しにつきましては、国の旅費規程における支給基準の検証に準じて調査を行いました。具体的にはその職責に応じた公務を遂行するに当たって施設設備の安全性、利便性、快適性などの面から適切と考えられるものが四つ星の宿泊施設であるとして世界百九十一都市四千四百七十三施設を対象に宿泊料金を調査いたしました。なお一般職の職員につきましては三つ星の宿泊施設を対象としたところでございます。
 この結果、幾つかの都市において現行の条例上の定額と平均宿泊料金に乖離があることが明らかになりましたことから、こうした実態にも対応できるよう支給上限額を設定したところであります。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 林空港担当静岡県理事。
       (静岡県理事 林 正尚君登壇)
○静岡県理事(林 正尚君) 第五十三号議案「静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例の一部を改正する条例」についてお答えいたします。
 県では、富士山静岡空港のさらなる発展を目指し、民間による一体的かつ機動的な空港経営を実現するべく公共施設等運営権制度の導入を可能とするため、空港設置管理条例の一部改正案を本定例会に提案したところであります。
 運営権制度導入により民間の経営力や創意工夫を十分に生かすことで訪日外国人等の交流人口の増加を着実に取り込み本県経済のさらなる発展につなげるとともに、民間による自立的な空港経営を促すことで収入の増加と一層のコスト縮減による県民負担の軽減が図られるものと考えております。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 再質問を二点。
 一点目は、住んでよしのその住宅リフォーム助成制度の問題について再質問を行います。
 確かにこの住宅リフォームは、中小零細企業からすれば仕事を新たにつくるという点で極めてこれは重要な課題だと思っているんです。新しく県で条例をつくりながら、逆にその内容としてはいろんな条件があって使い勝手は余りよくないと私たちは思っているわけですが、こういう新しい仕事をつくる事業を削るというのはやっぱりこの条例の精神からいったら後退ではないのかという、そこのところをちょっと伺っているわけです。
 二点目の新幹線のこの空港新駅の問題について、これは少なくとも県の財政として六百億円ぐらい財政不足が今度はあります。そういう中で少なくともこれだけ大きな事業をやっていくに当たって、手順としてやっぱり正確なその需要見通しや利用客の予測などこういうものが非常に大事なのではないのかという、このことを聞いているわけです。この需要見通しそれから利用見通し、こういうふうなものはJRと相談して必ずつくるんでしょうか。伺います。
○議長(鈴木洋佑君) 若原農林水産戦略監。
○農林水産戦略監(若原幸雄君) 第一号議案「平成二十九年度静岡県一般会計予算」のうち、住んでよししずおか木の家推進事業費助成についての再質問についてお答え申し上げます。
 先ほどもお答え申し上げたところでございますけれども、この助成事業はあくまでもリフォーム等に当たりましての優良木材の使用に伴います費用の増分を補うものでございまして、そもそも優良木材を使わないリフォームにつきましては助成の対象になっていないと。すなわちこの事業、この助成につきましてはリフォーム等の全体量をふやすというような効果がそもそもあるのではなく、その中でリフォームをやろうとお考えになった方々において普通のリフォームではなくて優良木材等を使用したリフォームにしていただくということの政策誘導効果を持つものでございます。したがいましてこの助成というものが仮に我々の見込み以上にお使いになりたいという県民の方々が仮にいらっしゃったとしても、その方々からいたしますとじゃあ優良木材等を使うのではなくて普通のリフォームにとどめておこうというような形になろうかと思われますので、この助成が仮に我々の見積もりのほうが実際をきちんと正しく評価できずに我々の想定以上に優良木材等を使いたいというお客様がいらっしゃったといたしましても、それによってリフォーム等が減ってしまってそれを手がける業者の方々からすると仕事が減るといったようなことが生じるということは想定していないところでございます。
 いずれにいたしましても、今回の中小企業・小規模企業振興基本条例につきましてはそれに沿いまして各種の事業が来年度予算に盛り込まれておるところでございますので、そちらに沿って振興を図っていきたいということでございます。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 村松交通基盤部長。
○交通基盤部長(村松 篤君) 新幹線新駅関連調査費についての再質問についてお答えいたします。
 新駅の利用客数の算定に当たりましては、新幹線の運行ダイヤの編成についてJR東海の考え方を把握することが望ましいと考えております。今後、JR東海の協力を得て実施していきたいと考えております。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) これで平賀高成君の質疑は終わりました。
 以上で質疑及び一般質問を終わります。

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