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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成30年9月静岡県議会定例会
大石 哲司討論
発言日: 10/11/2018
会派名: ふじのくに県民クラブ


○議長(渥美泰一君)次に二十二番 大石哲司君。
       (二十二番 大石哲司君登壇 拍手)
○二十二番(大石哲司君)私はふじのくに県民クラブを代表して、今定例会に知事から提出されました全ての議案に賛成し、賛成の理由と若干の意見を述べて賛成討論をいたします。
 初めに、第百十四号議案「平成三十年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 今回の補正予算は、大阪北部地震及び平成三十年七月の豪雨災害を踏まえた防災・減災対策の充実強化等に必要な経費のほか、美しいふじのくにづくりを加速化するに必要な経費が計上されています。
 そのうち、まず災害対策関連の経費についてでありますが、我が会派では本年七月の西日本を中心とした豪雨災害を受けて、知事に対して河川整備や砂防対策などを前倒しで進めるほかハザードマップの周知等により県民に対する注意喚起について要望をいたしました。そこで今回の補正予算のうち豪雨災害等緊急対策事業費十億円でありますが、県内河川等の河床掘削や橋脚保護等の追加安全対策と土石流等による被害防止のため人家に近接した危険箇所の追加対策を進めるものです。本県においても七月豪雨と同等の気象現象は必ず起こり得るものと考え、県民の命を守る安全な地域づくりに向けてこれらの対策が早急にかつ効果的に進むことを大いに期待するものです。
 また、上流からの土石流や流木による決壊が三十カ所を超すため池で起こっており広島県では人的被害も発生しております。農地・農村防災対策事業費四億五千百五十万円、ため池豪雨対策強化調査費一千三百万円は県内六百四十八カ所、全てのため池を対象にしたため池危険度調査に要する経費でありますが農業用ため池に対する対策強化は喫緊の課題であり、早期の事業実施により地域の安全につながる重要な取り組みとして評価いたします。
 さらに、水害減災対策支援事業費三億円については水位周知河川の指定拡大に伴う洪水浸水想定区域の設定等に要する経費でありますが、今回の豪雨で見られたように想定を超える規模の降雨が各地で発生しています。そのため早期避難を促すソフト対策の重要性が高まっており、県民の皆様に地域の危険性を理解していただくことでハード対策と組み合わせて、地域と連携した防災力の一層の強化につながるものと評価しています。これら風水害対策の強化に向けた取り組みは我が会派の要望したところであり、事業効果が一刻も早くあらわれるよう期待して大いに賛同するものです。
 次に、駿河湾フェリーの運航継続についてですが、我が会派の代表質問において知事から県道二百二十三号が引き続き地域の観光や生活を支え、命の道として役割を果たすよう道路施策だけでなくあらゆる施策を総動員し、関係市町とも連携して駿河湾フェリーの運航継続に向けて取り組んでいくとの答弁をいただきました。そして駿河湾フェリー運営体制調査検討事業費二千五百万円はフェリー運航継続に向けた運営体制の調査検討に要する経費であり、また国内誘客推進事業費一千八百万円はフェリーを活用して駿河湾地域の周遊を促進する取り組みであります。駿河湾フェリーは地域の観光や生活を支えるとともに緊急時の輸送ルートともなる重要な社会インフラと認識しており、財務や経営等のさまざまな専門的な見地から調査検討を進めることで早期に安定した運航体制が確立されることを期待して賛同するものであります。
 次に、介護人材確保対策事業のうち、介護分野ICT化等事業費助成一千八百万円は介護職員の負担軽減に資する見守り機器の導入に要する経費の助成であります。介護職員の平均勤続年数は他業種と比較しても短く離職に歯どめがかかっていない状況にあります。こうした中介護サービス利用者の身体の動きを検知して自動通報するなどの見守り機器の導入により、介護職員の夜間の定期巡回等の業務の負担軽減を図る本事業は離職防止の効果が期待されるものと受けとめております。
 次に、浜名湖花博十五年目の春開催事業費一千七百五十万円については浜名湖地域観光団体等と連携し、JRのデスティネーションキャンペーンに合わせてフェスタの開催準備に要する経費であります。平成三十一年は浜名湖花博から十五周年となる節目の年であり、十九年ぶりに本県で実施されるデスティネーションキャンペーンとも時期が重なる絶好の機会であり、フェスタ開催が花と緑があふれる花の都しずおかの推進に資するものと大いに期待しております。
 このように、今回の補正予算案は安全・安心な地域づくり、未来を担う有徳の人づくり、豊かな暮らしの実現、魅力の発信と交流の拡大という新ビジョンの基本理念の具体化に向けて着実に前進させるものであり、今早急に実施すべきもの、来年度以降の円滑な事業実施につながるもの、将来を見据え今から取り組むべきものとバランスがとれたものと評価しています。
 続いて、第百二十号議案「静岡県受動喫煙防止条例」についてであります。
 厚生労働省によると、喫煙を原因とする死亡者数は年間十万人以上、受動喫煙による死亡者数も一万五千人いらっしゃいます。県が条例を制定して積極的に受動喫煙防止対策に進めていくことで、望まない受動喫煙から全ての県民を守り健康寿命のさらなる延伸につながるものとして大いに賛意を表するものです。
 以上、幾つか理由を申し上げましたが、全体として我が会派の四つの理念「命」「豊」「人」「礎」に基づく重点政策に沿ったものであると評価し、今回提案されました全ての議案に賛成をいたします。議員の皆様の御賛同をお願いし私の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp