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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

大石 裕之 議員(無所属の会・責任世代)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/19/2019番目)
答 弁 者副知事


○副知事(吉林章仁君) ひきこもりの高年齢化問題についてお答えいたします。
 平成二十五年四月に設立した本県のひきこもり支援センターにおける相談件数は、平成二十九年度が千八百六十八件となっております。相談状況を分析いたしますと男性が女性の三倍以上、年齢では三十九歳以下が約七割を占め、そのうち二十歳代が最も多くなっております。また四十歳代、五十歳代は増加傾向にあります。相談者は親御さんが多いものの、近年は本人からの相談も増加をしております。ひきこもり期間は三年未満の方が約半数を占めておりますが、十五年以上に及ぶ事例もあり、現在は年齢が若くても長期化により八〇五〇問題となる可能性もありますことから早期に対応して高年齢化を未然に防ぐことが重要であるというふうに認識をしております。
 県では、窓口相談だけでなく東部、中部、西部の健康福祉センターにコーディネーターを配置をいたしまして家庭を訪問して相談を行うアウトリーチ型の支援を積極的に行い、訪問件数もふえております。またひきこもりの方が社会とかかわることを促し社会参加の第一歩を踏み出すことのできる支援として、平成二十八年度から民間法人と協働して設置をしております、自宅以外でも安心して過ごせる居場所を今年度は四カ所から五カ所にふやし支援体制を拡充したところでございます。
 こうした支援を通じまして、ひきこもりが改善し教育機関への就学や復学、就労ができた方もおります。また家族への支援を行うことが家庭内の緊張を軽減し本人の状況の改善につながることがわかってまいりましたことから、健康福祉センターにおいて家族教室を平成二十九年度は二十九回開催をいたしました。また家族同士が情報を共有する家族交流会を開催するなど家族と本人の友好な関係の構築を進めているところでございます。
 一方、既に高年齢化している世帯に対しましては介護や生活支援などの支援機関が連携して対応する必要があります。このため今年度から社会福祉協議会の職員などを対象にひきこもりについての理解を深め支援方法等について学ぶひきこもりサポーターの養成研修を行いました。百二十名が受講され、それぞれの身近な地域で活躍していただいております。
 県といたしましては、ひきこもりの長期化、高年齢化を防ぐため、県、市町、社会福祉協議会など関係団体が一体となって一日でも早く地域とかかわりながら生活できますように社会全体で包括的に支援する体制づくりを進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp