• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年2月静岡県議会定例会

加藤 元章 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2022番目)
答 弁 者経済産業部長


○経済産業部長(三須敏郎君) 自動車産業の急速なEV化への対応についてお答えいたします。
 自動車産業のEV化が世界的に加速する中、エンジン関連部品の大幅な減少に伴って大きな影響が見込まれる中小部品メーカーが事業を継続していくためには次世代自動車分野への参入や高い技術力を生かした新分野への挑戦を後押しすることが重要と考えております。このため次世代自動車分野への参入支援策として自動車専門のコーディネーターを次世代自動車センター浜松に六人、県産業振興財団に二人配置し年間五百件を超える訪問活動を実施しております。
 次世代自動車センター浜松では中小部品メーカーが有する固有技術を探索して磨き上げ発注先のニーズを踏まえた試作品製作までの支援を行っており、また県産業振興財団では大手部品メーカーとのマッチングや補助金を活用した技術開発支援に取り組んでいるところです。
 一方、他の新分野への挑戦に対してはファルマ、フーズなど既存の産業支援プラットフォームなどを活用して今後の成長が期待される医療機器やロボット、航空機分野等への参入を支援しております。
 こうした支援機関の取組をより多くの中小企業に行き渡らせるためには商工会議所や商工会との連携が鍵となります。企業の実情を把握している経営指導員が企業と各支援機関との間を橋渡ししてそれぞれの課題に応じた的確な支援につなげることが重要であり、県としてもこうした連携が円滑に進むよう関係機関に働きかけてまいります。
 本県産業の柱である自動車産業を支える中小企業の存続は極めて重要な課題であります。
 県といたしましては、中小企業がEV化の進展に伴う産業構造の大転換に的確に対応できるよう引き続き中小企業への支援を強化するとともに関係支援機関と一体となってこれを支えてまいります。
 次に、移住・定住促進につながる効果的な支援策の展開についてのうち、若者の県内就職の促進についてであります。
 近年首都圏企業の旺盛な採用意欲の中で本県出身大学生のUターン就職率は低下傾向にありコロナ前では三五%台まで落ち込みましたが、令和三年三月卒業生のUターン就職率は前年度比一・四ポイント増の三六・七%まで回復いたしました。コロナ禍での地元就職を希望する学生の増加は全国的な傾向であり、民間調査機関では就職活動のオンライン化により地理的ハンディの減少が影響したと分析しております。本県でもコロナ禍の早い段階からオンラインでの企業説明会やインターンシップに切り替えたことが功を奏したと考えております。
 こうした流れを捉えオンラインの手法を支援策の中に取り入れてまいります。来年度からはオンライン上での合同面接会の開催回数を増やすとともに、近年大学三年生のインターンシップが事実上就職活動化している実態も踏まえ一、二年生から就職先として本県を意識してもらう取組を強化いたします。
 具体的には学生と県内企業の若手社員によるウェブ上の交流の場をつくり県内就職を考えるきっかけづくりを行ってまいります。さらにオンラインに不慣れな中小企業を支援するためのセミナーを開催するなどオンラインインターンシップの導入も後押ししてまいります。
 県といたしましては、これらの取組を通じて大学一年生から切れ目なく県内企業の情報を届け多くの企業と接する機会を創出しより多くの若者が県内で就職できるよう取組を強化してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp