• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

ここから本文です。

本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成28年12月静岡県議会定例会
曳田 卓討論
発言日: 12/21/2016
会派名: ふじのくに県民クラブ


○議長(鈴木洋佑君) 次に、三十番 曳田 卓君。
       (三十番 曳田 卓君登壇 拍手)
○三十番(曳田 卓君) 私はふじのくに県民クラブを代表して、本定例会に知事から提出されました第百三十六号議案から第百七十一号議案までの全ての議案に賛成し、請願第一号その一、その二、その三を不採択とすることに賛成の立場から賛成の理由と若干の意見を申し上げ、討論といたします。
 まず、第百三十六号議案「平成二十八年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 今回の補正予算は、九月補正に引き続き、ふじのくにづくりの総仕上げをさらに加速化させるため、来年度当初予算に先立ち必要となる事前の準備等に係る事業や国の経済対策に対応した事業に要する経費などに総額八十八億三千五百万円が計上されております。
 補正予算のうち、まずラグビーワールドカップ二〇一九の本県開催に向けた取り組みとして試合会場となる小笠山運動公園エコパのピッチ改修のために追加された債務負担行為であります。
 開催地である本県は、各国代表やサポーター、訪れる多くの観戦客を迎えなければなりません。世界中から注目される大会であるからこそ大会の開催準備には万全を期していく必要があり、電光掲示板やゴールポストの改修に続き会場整備について計画的に進められていることを評価し、賛同するものであります。
 県では、既に推進委員会を組織し全県一丸となった体制でラグビーの魅力発信や大会開催の周知を進めていますが、ラグビーファンの拡大や機運の醸成はまだまだです。ワールドカップ本大会仕様に向けた早目の整備を行い、日本ラグビーフットボール協会に働きかけているラグビー日本代表テストマッチの開催などにより運営面での準備も怠りのないよう、大会の成功に向け着実に進めていただきたいと思います。
 次に、がん総合対策推進事業費についてであります。
 県では、がん対策推進条例に基づきがん患者の方々が離職せずに安心して治療が受けられるようさまざまな取り組みを進めております。この十月の静岡県がん患者就労支援協議会の提言を受け、がん患者の方々の就労継続に取り組む事業所に対するセミナーの開催やガイドブックの作成などにも取り組んでいくとのことですが、地域が行うがん患者の方々への支援として医療従事者や事業主など地域の関係者から成る治療と就労の両立を支援するネットワークを整備し、病院と事業所が連携し効果的で継続的な支援を行う仕組みづくりといった患者の方々を地域で支える体制の構築をしていくことは支援体制の強化につながる重要な取り組みであり賛同するものであります。
 次に、静岡県防災情報システム強化事業費についてでありますが、地震等の危機事案発生時において要救助者の救出に費やせる時間は発災後七十二時間と言われ、その間の救出、搬送や負傷者、避難者への迅速かつ円滑な対応を実施するためには初動対応から応急対策に必要な情報を関係機関で共有する必要があります。このため県では、防災関係機関や市町との情報共有を念頭に基礎となる道路や避難所などの情報をデータベースとして保持し、災害時に収集する被害情報とともにGIS上に表示するふじのくに防災情報共有システム  FUJISANを初めとして災害発生時に必要な情報を円滑に取得、共有可能なシステムを整備してきたところであります。今回東日本大震災及びそれ以降の災害を踏まえて判明した現状の静岡県防災情報システムにおける課題に早急に対応するためのものであり、災害対応に万全を期するためにも早期に実施または改善していただきたく賛同するものであります。
 次に、第百五十二号議案「静岡県中小企業・小規模企業振興基本条例」についてであります。
 県内企業の九割以上を占める中小企業、小規模企業は、地域の産業や雇用を支える重要な役割を果たしており、本県経済の活力の源であります。しかしながら人口減少や高齢化、経済活動の国際化等による経済的、社会的環境の変化に直面しその事業者数は大きく減少してきており、特に小規模企業の減少が著しく、本県経済の発展のためには地域社会全体で支援していく必要があります。本条例では中小企業、小規模企業の振興を県の重要施策として位置づけ、中小企業、小規模企業の自助努力を促しながらも支援機関の責務や大企業、金融機関等の役割を定め、県が策定した計画に基づきさまざまな支援を行っていくことを規定しております。我が会派としましては労働者の視点を取り入れた内容について若干の物足りなさを感じるところではありますが、本県の経済を支える中小企業、小規模企業の振興を総合的に推進していく上で重要であると考えますことから賛同するものであります。
 次に、第百五十三号議案「小中学校の児童生徒の静岡茶の愛飲の促進に関する条例」についてであります。
 静岡県といえばお茶というように、カテキンに代表されるその効能や茶道を中心としたお茶の文化、美しい茶畑の景観など静岡県民とお茶は切っても切れない存在ですが、近年本県茶業は衰退が加速しております。本条例はそのような低迷する静岡茶の将来に明るい光を差しかけるものであると県内の茶業関係者が大きな期待を持って受けとめております。小さいころからお茶になれ親しみ、将来の静岡茶を支えてもらおうという食育に着目した本条例は、目的とする児童生徒の静岡茶の愛飲を促進することに終わらず、これにより健全な心と体の育成が図られ、ひいては県内茶業の振興につながるものと考えます。条例に基づき新たに設置する県民会議において、ぜひとも実効性のある取り組みを検討していただくことを期待して賛同するものであります。
 以上、今回提案されました議案の全てに賛成の立場から賛成の理由を幾つか申し上げました。議員の皆様の賛同をお願いし、私の討論といたします。ありがとうございました。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp