ここから本文です。
平成25年2月静岡県議会臨時会
小野 達也(建設委員会) 【 委員長報告 】 発言日: 02/12/2013 会派名: 自民改革会議 |
○議長(小楠和男君) 次は、建設委員会委員長 小野達也君。
(五十番 小野達也君登壇 拍手)
○五十番(小野達也君) 建設委員会における審査の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成二十四年度静岡県一般会計補正予算」であります。
まず委員から、今回の補正予算の考え方と緊急経済対策に係る事業の内容及び今後の執行予定についてただしたところ、当局から、今回の補正予算は、国の緊急経済対策に呼応して本県の厳しい経済状況や雇用状況に対応し、県民生活の安心・安全の確保を図るために必要となる公共事業を緊急的に実施するものである、具体的には、国の方針を踏まえて復興・防災対策として老朽化した道路施設などの総点検、成長による富の創出としてアクセス道路の新設や改良、暮らしの安心・地域活性化として通学路の交通安全対策や歩道の整備などの公共事業を行っていく、また今後は国の予算成立後に速やかに交付申請を行い、交付決定後は入札、契約などの事務処理を進めていくが、年度内の事業完了が困難と見込まれるため繰越明許費をあわせて計上し事業を進めていきたいとの答弁がありました。
次に、農業農村整備事業に係る国の補正予算に対し、県はどのような考え方で対応したのかただしたところ、国の緊急経済対策への適切な対応及び国土強靭化と競争力強化の趣旨を踏まえて必要額を計上した、具体的には防災・減災の観点から農業水利施設の耐震対策や自然災害に対応した排水施設などの緊急改修等、また農業の競争力強化の観点から農業の高付加価値化を図る基盤整備や老朽化した農業水利施設の更新整備等に重点的な予算措置を行なっている、この補正予算を有効活用して効果的な基盤整備を集中的に実施することで地域農業と農村の再生を加速化し、将来を見据えた農村の強靭化に積極的に取り組んでいくとの答弁がありました。
そのほか、道路インフラの総点検に係る対象施設と点検方法、草薙総合運動場リニューアル事業と国の補正予算との関係、補正予算に関する起債充当率の考え方、東日本大震災による資材不足等の静岡県への影響などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査の概要でありますが、結果といたしましては、議案第一号は全員一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
お問い合わせ