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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和3年12月静岡県議会定例会
議案等の提出報告事項等
発言日: 11/29/2021
会派名:




○議長(宮沢正美君) ただいまから静岡県議会十二月定例会を開会します。
 本日の会議を開きます。

○議長(宮沢正美君) 会議録署名議員を指名します。
        木  内     満 君
        伴        卓 君
        盛  月  寿  美 君
 以上の方々にお願いします。

○議長(宮沢正美君) ここで知事から発言を求められているので、これを許可します。
 川勝知事。
        (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 議長には、発言の機会を与えてくださりありがとうございます。
 私の辞職勧告決議は既に可決されております。このことを極めて重く真摯に受け止めております。
 過日は、知事の辞職請願・勧告に関わる案件をめぐる臨時議会におきまして選挙中の私の発言に非のあったところを御指摘頂きありがとうございました。改めて御殿場の市民、県民の皆様にその非を認め心よりおわび申し上げるものであります。
 また、議員諸氏の間に分断を招いた責任はひとえに私にあり猛省しております。県内の人々や地域の差別につながる言動は公人として決してあってはなりません。それにもとる発言をしたことはざんきに堪えぬところであります。
 辞職の是非につきまして反対二名、賛成二名の代表意見をお聞きいたしました。反対意見では発言の非を指摘しつつも、お一人は既に謝罪、撤回がなされていること、もうお一人は法令や政策に関わるものでないことを挙げられました。賛成意見ではお一人は撤回したにせよ発言の事実は消せないこと、もうお一人はそもそも知事としての資質に欠けることを挙げられました。
 全ての意見を謹んで拝聴いたしました。随処に主となれば立つ処皆真なりの禅語のとおり、いずれもお立場と心情に即した真摯な思いの表白であり説得力がございました。私にとりましては至らぬところを自覚できたことが何よりもありがたく、御叱正に深く感謝しております。
 辞職勧告決議により即刻辞職すべき身となりましたが、静岡県の置かれている現状に照らせば今知事を辞して県民の皆様に知事選をお願いすることはできません。しかし辞職を勧告された身でありますから明日にも進退を決する覚悟はできております。明日いかに散らむ名知らず今日の日の今日するわざに我が命ありの心境であります。
東洋の生んだ先哲は七十歳にして心の欲する所に従ってのりを越えずと述べました。凡人たる我が身に照らせば、心の欲する所に従えばのりを越えかねないという戒めと受け止めております。
 では、のりを越えないために何をなすべきか。日本の生んだ大聖人は和をもって貴しとなし、事独りさだむべからず、かならず衆とともにあげつらうべしと十七条憲法にうたい上げ、その精神は広く会議を興し万機公論に決すべしとの五箇条の御誓文の第一条に息づいております。私は十七条の憲法並びに五箇条の御誓文の精神を胸にたたき込み、県政運営にありましては県民各位の声に耳を傾け常に万機公論を旨としてまいります。
 また、ふじのくに公務員の心得八箇条にある公務において身に私を構えないという第一条は、公人たる知事にありましてはさらに徹底しなければならないという新しい自覚につながりました。すなわち公人たる知事は公務ではもとより、そうでない場合でも常にどこでも公人であるという強い自覚であります。ここにこれより知事の心得るべきこととして、一つ、常時公人いかなるときも公人である、一つ、得意淡然得意において淡然たること、一つ、失意泰然失意において、泰然たること、一つ、危機決然危機において決然たること、一つ、常在道場いまここが道場である、これを知事の心得五箇条となし、これを実行する決意を固めております。この決意の下に県民全てのために公人、知事としての職責を果たしてまいりたい。
 最後に一言。なぜ差別をしてはならないのか。それはこの世界に誰一人同じ人はいないからであります。どなたもかけがえのない存在です。人間はもとより自然界におきましてもこの世に生をうけた生きとし生けるものもの全てがどれ一つ同じものはなく、一個一個がかけがえのない存在です。それゆえこの世に生をうけたからにはすべからく生をことほぎ幸福でなくてはなりません。萬物平等は私の抱懐している根本思想であります。自らの思想信条にもとることは決してしないと誓い、県民の皆様の幸福の増進のために邁進する所存であります。
 議員各位の御寛容と御理解を願い上げるものであります。
 以上、御清聴くださりまして、ありがとうございました。
○議長(宮沢正美君) 以上で、知事の発言は終わりました。

○議長(宮沢正美君) 報告します。書記に朗読させます。
        (書 記 朗 読)


                                       政 財 第 118 号
                                        令和3年11月29日
 静岡県議会議長 宮 沢 正 美 様
                                   静岡県知事 川 勝 平 太
                     議案の提出について
 次のとおり別冊をもって提出する。
                         記
令和3年12月県議会定例会提出議案


○議長(宮沢正美君) 会期についてお諮りします。
 本定例会の会期は、本日から十二月二十一日までの二十三日間と決定することに御異議ありませんか。
        (「異議なし」と言う者あり)
○議長(宮沢正美君) 異議なしと認めます。会期は十二月二十一日までの二十三日間と決定しました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp