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本会議会議録

答弁文書

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令和元年9月静岡県議会定例会

木内 満 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:11/20/2019番目)
答 弁 者経済産業部長


○経済産業部長(天野朗彦君) 次世代産業の創出と競争力の強化についてのうち、MaOIプロジェクトの推進についてお答えをいたします。
 駿河湾を初めとする豊かな海洋資源に恵まれた本県は水産、食品、医薬品等多彩な産業が集積し最新のマリンバイオテクノロジーを活用した研究開発と産業応用に大きな可能性を有しております。こうした高いポテンシャルを生かしMaOIプロジェクトの成果を着実かつ早期に県内産業に結びつけていくためには、産学官の緊密なネットワークの構築と先端的な研究開発から事業化に至る一貫した支援体制の整備が必要であると考えております。
 このため、県ではまず緊密なネットワークの構築に向けてこの七月に設立した一般財団法人マリンオープンイノベーション機構、通称MaOI機構が中心となり産学官金のネットワーク組織MaOIフォーラムを十月に立ち上げます。広く国内外の研究者や企業の交流の場を創出するとともにオープンイノベーションのもと専門のコーディネーターを配置して研究成果の橋渡しやビジネスマッチングなどを積極的に展開してまいります。また特にAOIプロジェクトやフーズ・サイエンスヒルズ、ファルマバレーなどの親和性の高いプロジェクトとの連携を強め異分野の融合領域での新結合を促進してまいります。
 事業化までの一貫した支援体制につきましては、水産業を初めとする産業界が抱える喫緊の課題に対しまして大学や研究機関等の高度な知見や最新設備のリソースを生かして課題解決に向けたシーズの創出や事業化を目的とした企業とのコンソーシアムの形成を推進してまいります。具体的には今年度から大学や企業などと連携して稚魚の生育管理が極めて難しいキンメダイの飼育技術や海洋微生物を活用したサプリメントの開発、さらに海洋環境保全のために駿河湾を実証フィールドとした海洋生分解性プラスチックの研究などを進めてまいります。
 加えて現在AI、IoT等の著しい進展を背景といたしましてデータが産業発展の重要な鍵を握る時代となりつつあるため、県では新たな海洋微生物資源のライブラリーとともに過去から蓄積されてきた駿河湾の海況データなどのデータプラットホームの構築を進めてまいります。世界からのアクセスを可能とする環境整備を図り知の拠点としての集積を図ることでMaOIプロジェクトを戦略的に推進し県内産業への早期の効果発現に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp