本会議会議録
答弁文書
令和4年9月静岡県議会定例会
鈴木 啓嗣 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁
(質問日:09/26/2022番目)
答 弁 者 | : | 警察本部長 |
○警察本部長(大原光博君) 警察本部長着任における所信についてお答えいたします。
県警察では「県民の期待と信頼に応える警察〜正・強・仁〜」を運営指針に各般の取組を進めていますが、県民が安全・安心をより一層実感できるよう県警察の最高責任者としてリーダーシップを発揮してまいる所存であります。
本県の治安情勢につきましては、刑法犯認知件数や交通事故発生件数は総じて減少傾向にあるものの子供や女性が被害者となる事件や高齢者が被害者となる特殊詐欺や交通死亡事故が多く発生しております。このほかランサムウエアなどのサイバー犯罪被害の拡大や南海トラフ巨大地震、富士山噴火や激甚化した風水害などの大規模災害の発生が危惧されるなど厳しい情勢にあります。
こうした情勢を踏まえ、検挙活動はもとより特殊詐欺被害防止を目的としたさくらセーフティ作戦、交通事故防止を目的としたしずおか・安全横断三つの柱、中小企業のサイバーセキュリティーの強化を目的とした静岡県中小企業サイバーセキュリティ支援ネットワークのさらなる拡充など関係機関・団体や地域住民の皆様と連携した抑止対策を引き続き推進してまいります。
また、サイバー犯罪対策をはじめ高度な専門知識・技能を有する人材の確保・育成に努めるとともに、熱海市伊豆山における土石流災害のような大規模災害発生時に迅速的確に救助、復旧活動が展開できるよう緊急事態対処能力の向上にも努めてまいります。加えて組織のさらなるDX化によってこれらの施策を効率的に推進するとともに、警察行政サービスの利便性の向上にも努めてまいります。
以上が当面の県警察運営方針ですが、職員一人一人がそれぞれの持ち場で能力を最大限に発揮することでより大きな成果を上げることが県民の皆様の安全・安心の実感につながるものと確信しており、必要な取組を着々と進めてまいる所存であります。よろしくお願い申し上げます。以上であります。
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