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本会議会議録

答弁文書

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令和2年9月静岡県議会定例会

中澤 通訓 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:10/01/2020番目)
答 弁 者教育長


○議長(山田 誠君) 木苗教育長。
       (教育長 木苗直秀君登壇)
○教育長(木苗直秀君) 教育行政についてのうち、教員の不祥事対策についてお答えいたします。
 不祥事の根絶に向けて県教育委員会が一丸となって取り組んでいる中、教員の逮捕や懲戒処分が発生していることは教育行政に対する信頼を失わせるものであり、私は静岡県教育長として県議会をはじめ県民の皆様に改めて深くおわび申し上げます。特に平成二十九年度以降わいせつやセクハラ行為により懲戒免職となった事案が十五件あり、そのうち十四件が児童生徒に対するものであることを非常に重く受け止めております。教員のわいせつやセクハラ行為は規範意識や人権意識の欠如とコミュニケーションの不足などによることから、議員御指摘のとおり採用や研修の在り方につきましても課題であると認識しております。
 現在教員採用選考の面接につきましては、学校関係者に加え民間企業の人事担当者や公認心理師等に面接委員を依頼しており、多様な視点から教員に求められる資質を見極めていただくよう努力しております。また採用前の内定者に対しましてはeラーニングにより学校教育に携わる公務員の心構えを身につけるコンプライアンス研修を行い、採用後は同僚性を高めてコミュニケーションの大切さを学ぶために宿泊研修を実施しております。さらに学校へ配属後もわいせつやセクハラ行為、飲酒運転の根絶等の内容を盛り込んだ冊子「信頼にこたえる」を活用した校内研修を毎年実施し教員としての自覚や使命感を高めております。
 今後は採用面接におきまして、より人間性を見極められるよう集団討論の質問項目の工夫や観察の視点を改善するとともに、採用後におきましても年次研修の都度公務員倫理を受講させるカリキュラムを検討してまいります。わいせつやセクハラ等の非違行為を行った教職員に対しましては、臨床心理士による面談を行い性格や人間関係、行為等の心理状態などを分析しております。さらに本年度からその結果をデータベース化し各学校の管理職と共有して実効性のある校内研修や予兆を把握することにより不祥事の未然防止に努めてまいります。
 県教育委員会といたしましては、今後とも外部人材を活用した採用時の面接や人権教育等の人間性を磨く研修を通してチーム学校として不祥事の根絶に努め、児童生徒や保護者をはじめ県民の皆様の信頼回復に全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp