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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会 質問


質問者:

鈴木 節子 議員

質問分類

質疑

質問日:

10/01/2020

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第一〇三号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」につ
 いて
 o 新型コロナウイルス感染症対策事業費


○議長(山田 誠君) 次に、議案に対する質疑を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 通告に従い第百三号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」のうち、新型コロナウイルス感染症対策事業費に関して質疑を行います。
 事業内容は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためクラスター発生時等のPCR検査の集中検査体制の整備をするもので、予算は一億円です。
 これから秋冬にかけてインフルエンザと重なり新型コロナウイルス感染症の拡大は極めて憂慮すべき事態であり、クラスター対策は重要な課題です。コロナ感染者の一定割合は無症状の感染者であり、そのうち感染力がない人と感染力がある人の二種類があることが明らかになっています。その感染力のある無症状者が無意識に行動し市中感染を広げないために、どうやって早急に見つけ出し隔離、保護するか、これが感染拡大防止の鍵となります。クラスター発生時にその地域の関連施設を対象に面的、網羅的検査を行うことは必要な措置と考えます。
 そこで、数点質問いたします。
 一点目、クラスター発生時の検査の集中検査の目的について伺います。
 目的は無症状者を含め感染力のある人を早急に見つけ出し保護することで、感染拡大防止による安心・安全の社会基盤をつくることで、診断目的というより防疫目的という考え方なのか集中検査の目的を伺います。
 二点目、クラスター発生時の近隣同種施設の考え方について伺います。
 全国のクラスター発生事例は、高校、食品工場、スーパー銭湯、職場会議など多種多様な施設、環境で想定していなかった施設でもクラスターは発生をしています。県内のクラスターは十一件のうち八件が飲食店ですが、対象施設をどのように想定しているのか伺います。
 また、政府は感染状況を踏まえ現に感染が発生した店舗、施設に限らず地域の関係者を幅広く検査することを明確にして積極的に検査を実施するよう要請しています。
 ここで伺います。近隣施設よりも周辺であっても無症状者や地域住民、出入り業者など希望すれば検査対象とするのか、考え方を伺います。
 三点目、高齢者は感染すると重症化しやすいことから早急な措置が求められます。検査対象をクラスター発生時の高齢者施設等の入所者、職員とする理由と目的について、その考え方を伺います。
 四点目、人的体制整備について伺います。
 PCR検査の集中検査体制を整備するには今よりもっと人を増やす、その人的体制の抜本的強化が必要です。クラスター発生時には検査対象の指定や検査機関との調整そして検査後の体調管理、リスク管理など様々な業務が必要となります。人員体制の強化の内容とチーム体制づくりをどのように行うのか伺います。
 五点目、予算一億円の積算根拠について伺います。
 クラスター発生回数、対象人数、検査方法などどのように考えているのか、その積算根拠を伺います。以上、答弁を求めます。
○議長(山田 誠君) 藤原健康福祉部長。
       (健康福祉部長 藤原 学君登壇)
○健康福祉部長(藤原 学君) 鈴木議員にお答えいたします。
 第百三号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 新型コロナウイルス感染症対策事業費についてでありますが、クラスター発生時の集中検査の目的につきましては、迅速に幅広く検査を行うことにより無症状者を含めた感染者を早期に発見し感染拡大を防ぐことを目的としております。
 近隣同種施設及び対象者の考え方につきましては、クラスター発生施設の近隣にある同種の施設やその関係者を想定しておりますが、業種や立地、感染者との接触状況等を勘案し県において事案ごとに決定いたします。
 また、検査対象を高齢者施設の入所者及び職員とした理由につきましては、地域でクラスターが発生した場合には高齢者施設等の職員から重症化リスクの高い入所者に感染する懸念もあるため、職員や入所者に対する一斉、定期的な検査を実施することといたしました。
 検査に携わる人的体制の整備につきましては、保健所の業務を支援するため本庁の新型コロナ対策チームに医師や保健師等から成るクラスター対策機動班を設置し迅速に職員を派遣してまいります。
 予算一億円の積算根拠につきましては、県内で発生した事例を参考として本年度後半、月二回程度クラスターが発生し一回当たり三百人の検査を実施した場合のPCR検査や抗原定量検査の費用を積算しております。以上であります。
○議長(山田 誠君) 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 今、御丁寧な答弁を頂き、ありがとうございました。
 それで、四点目に質問いたしました人的体制整備についてもう少し踏み込んでお聞きをしたいと思いますが、本庁から保健師とか資格のある方に来ていただいて応援に入っていただくのは必要だと思いますが、その後クラスターが発生した後いろんな業務が重なってきますので、新聞報道によりますと検査支援スタッフだとか調査支援スタッフというように班を分けて持ち場持ち場でしっかりと対応するようになっていますので、その辺もう少しお答え頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(山田 誠君) 藤原健康福祉部長。
○健康福祉部長(藤原 学君) お答えいたします。
 クラスター対策機動班の内容でございますけれども、二つのスタッフを設けます、班内に。一つは検査支援スタッフ、もう一つは調査支援スタッフと申します。
 検査支援スタッフのほうは主に検査実施方針の協議、検査方法の検討、地元自治体や施設等との調整、それから検査の実際の実施、検体の回収、そういったものをやる組織でございます。
 もう一つ、調査支援スタッフのほうにつきましては、クラスターの調査の積極的遠隔調査のほうの実施方針の協議、それから実際の疫学調査の実施、それから施設利用者に対する相談対応、それから施設そのものに対する支援、こういったものをやる役割としております。以上でございます。
○議長(山田 誠君) これで、鈴木節子君の質疑は終わりました。
 以上で質疑及び一般質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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