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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年6月静岡県議会定例会

山本 隆久 議員(無所属)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/17/2022番目)
答 弁 者知事


○副議長(和田篤夫君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 山本議員にお答えいたします。
 私の政治姿勢についてであります。
 新幹線新駅に対する私の考えと実現に向けた今後の取組についてであります。
 新幹線新駅は本県の空の玄関口となる、いや本県のみならず山梨県にとっても今や自らの空港という共通認識がございますけれども、この富士山静岡空港に新幹線が加わりますと高機能で利便性の高い交通ネットワークの強化につながります。また新駅は訪日誘客支援空港に認定されている本空港のインバウンドの需要、またアウトバウンドの需要の受皿としても大きく寄与することになります。国際的見地におきましても重要な社会基盤となるものであります。
 新駅設置に対する私の考えは公益のためになるので実現させたいというものでございまして、一度も変わったことはありません。昨今の新型コロナ危機によりポスト東京時代の動きが本格化しておりまして、地方がイニシアチブを取って変革の主体となる時代が到来しております。もし新駅ができますれば、それは国内で唯一の空港と新幹線が直結する新駅ということになります。本県の新しい時代を切り開き将来にわたり持続的な発展の礎になると確信しているものであります。
 これまでまずそれが技術的に可能かどうかということで独自に検証してまいりまして、可能であるという結論を得ております。しかしながら地元の人々に歓迎されなければなりませんので周辺住民の皆様、関係者の皆様とも意見交換を重ねてまいりました。
 島田市、牧之原市、吉田町が進められている人や物の流れを生み出すふじのくにフロンティア推進エリアの取組と連携して新たなモビリティーの導入を含めた空港や駅、拠点施設を結ぶ交通ネットワークの強化に努めるなど新駅設置に向けた環境づくりに取り組んでおります。
 本地域が有する茶園、あるいは田園景観など魅力あふれる自然空間と調和し持続可能で利便性の高いネットワーク機能を有する都市空間を形成することはまさしく国が目指されているデジタル田園都市構想の実現につながるものであり、新駅設置はその象徴であると考えております。
 議員御指摘の掛川との距離が短いと、それはほかの人も言っていますけれども約十六キロです。それは熱海と三島の距離でもあります。ですから決してそこだけが特別短いというものではありません。
 そして、JR東海とこれは話し合わなければできませんので知事になって以来何度もJR東海の実質的な意思決定者であって最近亡くなられました葛西敬之氏に面会を申し込んだところなかなかそれは実現しませんで、ようやく平成二十四年の秋にそれが実現いたしましてそして前提が一つあると、それは何かと、リニアです。リニアがサービスを開始すればダイヤが変わるので、したがって可能性が出てくるという話だったわけですね。そして大体彼はどのぐらいの年月かかる、どのぐらいのお金がかかるということも私にお伝え頂きました。だから今はリニアだということだったわけです。
 一方で、そういうことだとしても技術的にできるのか、地元の人たちの意向はどうかということがありますので私は議会でもですね、リニアができてからということではあるけれどもまずそれをやっておかないとできないということでやってきたわけですね。
 しかし、今はリニアだけではありません。もう一つあります。水です。リニアと水が前提で初めて新幹線新駅というものの実現可能性が出てくるわけです。リニアに、今一時間に十三本、十四本ぐらい新幹線が走っておりますけれども基本的にのぞみ機能が中心ですね。ですからのぞみ機能がリニアのほうに移る可能性が非常に高いので、このこだまとひかりのサービスが増すというこれはどなたも、JR東海も言っていることでございます。
 一方、空港は牧之原台地の上にあるわけですね。牧之原台地は全てあの美しい緑、また様々な産業、農業、これは大井川の水に依存しているわけですね。大井川の水がかれたり水質が悪くなったりいたしますと空港それ自体が干上がってしまいますから、したがってその水が確実に、美しい水が十分な流量をもって今と同じくらいの確保できなければ空港を造ることはできません。ですからこの水を守る、言い換えると南アルプスを守るということとリニアが両立させられて、そうしますとその見通しができたときには文字どおり技術的にはもう検証が一応できておりますし、そして地域の住民の皆様との今までの意思疎通もできておりますのでできるということでございます。いかにして南アルプス、命の水を守りかつリニアをこの完成させる、これをどう両立させるかと、ここに知恵を絞るということは空港新幹線駅というものの実現の前提になっているということでございます。
 県といたしましては、地域や関係団体などと連携を図りまして陸・海・空の交通ネットワーク機能を着実に高めましてふじのくに  これは山梨県も含んでいることでございますが  空の玄関口に新たな価値を創出する新幹線新駅の実現に向けて粘り強く取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp