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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会

廣田 直美 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/30/2020番目)
答 弁 者知事


○議長(山田 誠君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 廣田議員にお答えいたします。
 アーティストが活躍できるふじのくにづくりについてであります。
 新型コロナウイルスの感染が続く中、それでも一部のコンサートや展覧会等の文化芸術活動が再開されております。徐々にではありますけれども、会場に足を運んでいただく方々も増えてまいりました。
 文化芸術は苦しいときこそ人々の心に灯をともす役割を担っております。身近な人が亡くなったそのときに「千の風になって」を聞いて慰められるという人は多いです。あるいは「走れメロス」をSPACで見て友情の大切さを知った子供たちもたくさんいます。あるいは今年はベートーベンの生誕二百五十年ですから、耳が不自由になったと、だけどもベートーベンの五番を聞いて苦悩を突き抜けていく勇気をもらった人もいるでしょう。このように苦しい心に灯をともす役割を持っています。地域の中からふるさとを愛する優れたアーティストが育ち様々な場面で活躍することが極めて重要であると思っております。
 このため、七月から「ふじのくに♯エールアートプロジェクト」を開始いたしました。このプロジェクトでは相談窓口を設置いたしまして、県内で活動しているアーティストに対しコンサート会場等での新型コロナウイルス感染予防対策につきまして具体的なアドバイスを行うとともに、必要な経費を助成するなど文化芸術活動の再開を積極的に支援をしているところです。
 また、平成二十八年度から文化プログラムを進めておりますが、この文化プログラムにつきましては地域の住民が主体となって開催する地域芸術祭等を支えることで地域のアーティストの活躍できる場を増やしてまいりました。今年の春から夏にかけて多くのプログラムが残念ながら延期、あるいは中止を余儀なくされました。しかしこの秋に再スタートをいたします。富士市などを会場とした富士の山ビエンナーレ、あるいは大井川鉄道沿線を会場とした無人駅の芸術祭など地域で地道に活動するアーティストがいらっしゃいます。彼らが参加する様々なプログラムが開催されます。また文化プログラム終了後も来年一月にアーツカウンシルを設置予定でございまして、このアーツカウンシルにおきまして取組を継承して発展させていこうと考えております。
 一方、将来のアーティストを育てていくことも重要です。御紹介頂きました一流の芸術家を講師とするふじのくに子ども芸術大学につきましては、今年度は残念ながら一部が中止となりましたけれども、来年度以降は新しい生活様式に対応したプログラムで実施できるように計画を進めております。また世界的に高い評価を受けている演劇集団SPACにおきましては、中学生、高校生鑑賞事業等を通じて子供たちに世界クラスの演劇に触れる機会を提供しております。今後は放課後や休日を利用したクラブ形式の演劇スクールを開始させようという構想を持っておりまして、その準備を進めるなど人材の育成に本格的に取り組んでまいります。
 県といたしましては、ウイズコロナを契機として県内で優れたアーティストが育ち生き生きと活躍できる環境の整備に全力で取り組むことで、多彩な文化芸術の花が開く文化芸術の都ふじのくにの実現を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp