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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会

良知 駿一 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/02/2020番目)
答 弁 者副知事


○議長(鈴木利幸君) 難波副知事。
       (副知事 難波喬司君登壇)
○副知事(難波喬司君) 産業分野における5Gの活用促進に向けた取り組みについてお答えをいたします。
 第五世代移動通信システム、通称5Gは今月には日本で商用サービスの開始が予定されています。5Gは4G――第四世代ですが――それに比べまして三つの特徴があると認識をしております。
 一つは通信速度が4Gの約百倍になるという超高速性、二番目はリアルタイムに近い状態で情報のやりとりが可能な超低遅延性、さらには多数の機器が接続できる多数同時接続性、これが大きな特徴であると認識をしております。これによって製造業のみならず交通、防災、農業、医療、ヘルスケアなどさまざまな領域において飛躍的な生産性向上や新たなビジネスチャンスをもたらし、また県民生活の向上にもつながると期待をしています。
 国は、この5Gの早期普及を図るため携帯電話事業者が全国で提供する5Gサービスとは別に5Gの電波を地域限定で企業や自治体などに割り当てるローカル5Gを昨年十二月に制度化し地域企業等による柔軟なネットワークの構築を目指しています。こうした通信基盤技術の著しい進化は地域企業のデジタル化を加速させAIやIoTなどの普及にもつながります。5G通信網を整備しAIやIoTと組み合わせることで、例えば自動運転の実用化の促進や工場の生産設備の自動化など生産効率を高めるスマート工場への転換、あるいは危険度の高い建設現場における重機の遠隔操作の実現など利便性と生産性を劇的に向上させるさまざまな応用が考えられます。
 このため、県では昨年十二月に5Gの導入に向け部局横断組織である静岡県5Gタスクチームを立ち上げました。その取り組みの一環として本年一月から二月にかけて民間事業者と連携して実施する「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」におきまして、数年後に見込まれる5Gサービスの本格運用を見据え全国初となる信号制御と連動した自動運転の実証実験を行ったところです。
 また、県内企業に最新の技術情報と活用事例についての理解を深めていただくことを目的に、昨年十一月に静岡県IoT推進ラボを県工業技術研究所に設立いたしました。企業向けのセミナーを開催する予定です。このラボにおいて、IoT導入支援拠点としての機能を生かしつつ、5Gの導入による利便性や生産性向上などのメリットとともに初期投資やセキュリティー上の課題なども含めて県内企業への情報提供に努めてまいります。
 5Gにおきましてもオープンイノベーションが重要です。首都圏等のICTスタートアップ企業と県内企業との商談会――TECH BEAT Shizuokaなどを通じて、多数のセンサーを同時接続して農場の管理を自動化するスマート農業やリアルタイムで遠隔地のロボットを操作する遠隔医療など、通信分野における技術開発力を持つスタートアップ企業と多様な分野の県内企業との協力関係の構築を促進し5Gの社会実装を積み上げてまいります。
 県といたしましては、こうした取り組みにより5Gの有用性を県内企業と共有し5GやAIなどの技術の活用を促進して新しいビジネスやサービスの創出につなげるとともに、利便性が高い快適に暮らすことのできるスマートガーデンカントリーふじのくにづくりを進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp