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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年9月静岡県議会定例会

飯田 末夫 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/29/2022番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 飯田議員におかれましては、十七年間かわいがられた愛犬を亡くされました由、似た経験を持つ者として議員御本人、また御家族の皆様方の喪失感、相当大きいものがあると同情を禁じ得ないものであります。元気を出してください。
 飯田議員にお答えいたします。
 文化芸術の振興についてであります。
 私は先月、文部科学省に招かれまして永岡文部科学大臣から来年二〇二三年静岡県を東アジア文化都市に選定するという決定の書類を拝受いたしました。東アジア文化都市というのは二〇一四年に発足いたしまして日本、韓国、中国が国を挙げて文化を振興させるものであり、各国から一つの自治体が原則選ばれまして来年は静岡県が一千を優に越す地方自治体の中から文化都市として選ばれた、いわば日本の文化首都ということではないかと思います。
 この東アジア文化都市の淵源はヨーロッパにございまして、ヨーロッパがEUを結成いたしまして国民、国家が壁が低くなりパスポートも要らない、通貨もユーロに統一されたと。これをどう精神的に融合させるかということで一九八五年、今から三十年近く前に、いや四十年近く前にアテネを皮切りに都市が順番にヨーロッパ全体の文化の首都としてヨーロッパ全体を励ますと、そういう運動、これを日本、韓国、中国が二〇一四年から始めたということでございます。ちょうど来年がその十年目に当たるということでございます。
 また、富士山が世界文化遺産に登録されてちょうど十年目の節目になるということでございまして、観光とも結びつけながら文化、スポーツ、教育、芸術、食、ファッション等々様々な分野の皆様との連携を強化して年間を通じて多彩な文化イベントを切れ目なく開催することで本県がこれまで培ってまいりました独自の文化事業を国内外に発信して国際交流にもつなげてまいりたいと考えております。
 本県の文化芸術活動はコロナ禍により縮小を余儀なくされましたけれども、改めて議員も御指摘のとおり文化や芸術これらが心の豊かさを生み出し人間が生きる上で当たり前過ぎるぐらい重要なものであると認識させられたところであります。文化の首都になるという、この来年を好機と捉えましてアフターコロナに向けて文化芸術活動が再び県内各地で活発に展開されるよう全力で取り組んでまいります。
 現在第五期文化振興基本計画これを走らせておりますけれども、この計画の目標には多種多彩な文化が花開きお一人お一人が表現者になるふじのくに芸術回廊の実現を掲げております。文化を食文化なども含めてスポーツも含めて幅広く捉え誰もが生活の中で身近に文化に触れて個性に応じて表現ができる環境を整えるとともに、文化の力を生かした魅力ある地域づくりを進めるため施策を重点的に推進してまいります。
 まずはこれまで以上に多くの皆様に文化芸術活動に参加していただくようアーツカウンシルによる住民主体のアートプロジェクトを県全体に拡大するとともに、県民の文化芸術の祭典であるふじのくに芸術祭と障害者芸術祭を一体的に実施するなど文化活動を共に行うことで多様な価値を認め合う共生社会を実現してまいります。また将来を担う子供たちが多彩な文化に触れる機会を提供するため県教育委員会と連携してふじのくに文化教育プログラムを推進するとともに、グランシップなどの文化施設におきまして多彩で質の高い鑑賞機会を提供してまいります。
 県民の皆様が心豊かな生活を送るためにはスポーツ、文化、芸術等々が不可欠であります。アフターコロナに向けて誰もが自由にスポーツ、文化、芸術、芸能に親しみ自己表現や創作活動ができる環境を整えることにより生涯を通して文化に親しむことのできる感性の豊かな地域社会の実現を目指してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp