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本会議会議録

答弁文書

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令和4年6月静岡県議会定例会

杉本 好重 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/20/2022番目)
答 弁 者警察本部長


○議長(藪田宏行君) 山本警察本部長。
○警察本部長(山本和毅君) 道路交通法改正に伴う各種取組の充実についてお答えをいたします。
 まず、運転に不安を覚える高齢者の運転免許の自主返納についてでありますが、本県における運転免許の自主返納者数は東京池袋における死亡事故が発生した令和元年に前年から約五千人増加し二万八百七人に達して以降毎年一万九千人前後で推移をしているところであります。
 県警察では、返納しやすい環境を整備するため市町や関係機関・団体に働きかけを行い運転免許自主返納者等サポート事業を実施をしております。本年五月末現在で百四十の企業、十八市七町、二十七の安全協会地区支部に御参加を頂きましてタクシーやバスの運賃割引や運転経歴証明書の交付手数料助成などが行われているところであります。
 また、自主返納後の交通事故防止対策でありますが、昨年の交通事故による高齢者死者数四十六人のうち歩行中が二十人、自転車乗車中が十三人を占めております。このうち歩行者の対策としましては横断歩行者妨害などの歩行者保護に資する指導取締りを強化をしております。また道路横断時に手を挙げてドライバーに横断意思を伝えるしずおか・安全横断三つの柱の定着に向けた取組を推進しておりますほか、夜間の安全対策としまして反射材用品の普及促進に努めているところであります。
 一方、自転車の対策としましては、しずおか・自転車事故防止三つの柱プラスワンと銘打ちまして交差点における安全確認や電動アシスト自転車の特性について注意喚起を行っております。また指定自動車教習所と連携し自動車の側から見た自転車の危険運転を含め参加・体験・実践型の交通安全教育を実施をしております。
 県警察では、今回の改正道路交通法の施行も一つの契機といたしまして関係機関・団体と連携し高齢者の交通事故防止にさらに取り組んでまいります。
 次に、電動キックボードに対する交通安全対策についてでございます。
 電動キックボードは、キックボードに原動機を装備したものでありまして手軽に乗れるモビリティーとして社会的関心が高まっております。道路交通法上は原動機の定格出力に応じまして普通自動二輪車または原動機付自転車に区分されており、それぞれの区分に応じた運転免許が必要になるほか通行の区分も定められているところであります。
 一方、利用者の増加に伴いまして交通事故も発生しております。本県でも昨年十一月浜松市内において電動キックボードと軽自動車が衝突する事故が発生し、電動キックボードを運転していた男性を無免許運転で検挙したところであります。
 こうした中、本年四月二十七日に公布された改正道路交通法では、電動キックボードのうち性能上の最高速度や大きさが自転車と同程度のものを切り出して自転車と同様の交通ルールを定めることとされました。具体的には最高速度が時速二十キロメートル以下、大きさが普通自転車相当のものを特定小型原動機付自転車としまして、十六歳未満の者の運転を禁止した上で運転免許は要しないとされたところであります。
 このほか県内では国の特例制度の下、小型特殊自動車と位置づけましてシェアサービスを提供する社会実験も計画をされております。ただいずれにしましても自らの利用する電動キックボードがいずれの車両区分に該当するのかを確認した上で、それに応じた交通ルールを遵守していただくことが基本となります。
 県警察では、販売店をはじめ関係機関・団体と連携をし若年層を中心に制度の内容や安全な利用方法について広報啓発活動を推進しますほか、悪質危険な違反に対する取締りを強化することによりまして電動キックボードの安全対策にしっかりと取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp