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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和3年2月静岡県議会定例会 質問


質問者:

鈴木 節子 議員

質問分類

質疑

質問日:

03/04/2021

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第一号議案「令和三年度静岡県一般会計予算」について
 (1) あざれあ運営・管理費
 (2) 性暴力被害者支援センター運営事業費


○議長(山田 誠君) 次に、議案に対する質疑を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 私は、知事提出の第一号議案「令和三年度静岡県一般会計予算」について、あざれあ運営管理費と性暴力被害者支援センター運営事業費について質疑を行います。
 両事業とも女性の抱える生活苦、健康不安、家庭内暴力、性暴力被害に対する相談業務です。一年以上続く出口の見えないコロナ禍の下、女性の雇用や健康に大きな影響があり女性相談体制を強化するとあります。
 昨年四月から十一月までの県内の自殺者は、前年同期比で男性が減少したのに対し女性は一・四六倍と増加し全国の一・二五倍よりはるかに多い状況です。女性の非正規雇用率が高い産業がコロナ禍による外出自粛等による低迷でそのしわ寄せが女性に集中し収入減少、就労不安、解雇など深刻な影響が出ています。
 また、性暴力を含めた女性に対する暴力も増加し潜在化、深刻化しています。性暴力被害者支援センターが昨年四月から十二月に受けた本県の相談件数は八百一件と昨年比で一・五倍に増加しています。この要因は自粛により家庭内で過ごす時間が増えストレスや生活不安を抱えて暴力に至る事例が増えていると分析されています。
 このような状況から、県男女共同参画推進本部本部員会で出野勉副知事が、県庁を挙げてコロナ禍の女性を支援すると表明しました。「笑顔になるまで寄り添いたい」という標語で、新型コロナウイルスの感染症拡大は女性の生活や生命に大きな負の影響をもたらしています、大変な思いをされている女性の皆さんを温かく受け止め笑顔になるまで誰一人取り残すことのないよう相談による支援などオール県庁で取り組んでまいりますと応援メッセージを発出しました。
 そこで、両事業についてお伺いいたします。
 一点目、あざれあ運営管理費について、相談事業の予算措置の状況と相談体制の強化策の内容、またその理由について伺います。
 二点目、性暴力被害者支援センター運営事業費について、コロナ禍での相談状況を踏まえた相談強化策の内容、またその理由についてお伺いをいたします。以上、答弁を求めます。
○議長(山田 誠君) 市川くらし・環境部長。
○くらし・環境部長(市川敏之君) 鈴木節子議員にお答えいたします。
 第一号議案「令和三年度静岡県一般会計予算」についてのうち、 あざれあ運営管理費についてであります。
 あざれあ女性相談は、 電話と面接に加えて昨年十二月からはメールによる相談も受け付けております。相談体制強化の理由は、コロナ禍において女性をめぐる課題が顕在化しており、あざれあ女性相談におきましても令和二年度四月から一月までの相談件数は三千四百九十六件と前年同期に比べ約一・二倍の増加となり、このうちコロナに係る相談件数が五百二十六件を占めていることから相談者に寄り添う丁寧な対応により一人でも多くの方の困難を共に解決しようとするものであります。
 予算措置の状況は、あざれあ運営管理費のうち相談事業分を三百八十六万円増額し千四百六十万円を計上しております。相談体制強化の内容は相談専用の電話回線を一回線増設し三回線とするとともに昨年十二月開設のメール相談を令和三年度も継続して実施し、あわせて相談員の増員を図るものであります。
 次に、性暴力被害者支援センター運営事業費についてであります。
 コロナ禍での性暴力被害者支援センターSORAの相談状況につきまして、昨年四月から本年二月末までに受け付けた相談件数は九百八十六件と前年同期に比べ約一・四倍となり、そのうち昨年六月に開始したインターネットを活用したチャットによる相談は百十五件でありました。内容は同居親族等からの被害やSNSを利用した際の被害の相談が増加しております。
 相談強化の理由は、こうした相談件数の増加に対しましてしっかり対応するとともに、孤立した被害者にとってより相談しやすいよう環境を整えるものであります。
 相談強化の内容は、例えば加害者が在宅していない時間に自宅からより相談しやすくするとともに、関係機関が連携して途切れのない素早い支援を行うためチャットによる相談の開始時間を平日の午後五時から午後二時へ前倒しして相談時間を三時間から六時間に拡大するものであります。
 今後も「笑顔になるまで寄り添いたい」のメッセージの下、困難を抱える女性を誰一人取り残すことのないよう相談体制を強化してまいります。以上であります。
○議長(山田 誠君) これで鈴木節子君の質疑は終わりました。
 以上で質疑及び一般質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp