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令和3年11月静岡県議会臨時会
佐野 愛子 【 討論 】 発言日: 11/24/2021 会派名: ふじのくに県民クラブ |
○議長(宮沢正美君) ただいまから会議を再開します。
本決議案に対する質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(宮沢正美君) 質疑はないものと認めます。
お諮りします。
本決議案は趣旨が明瞭でありますので、委員会付託を省略をすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(宮沢正美君) 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
これから討論を行います。
通告により、六十六番 佐野愛子君。
(六十六番 佐野愛子君登壇 拍手)
○六十六番(佐野愛子君) 私は、ふじのくに県民クラブを代表して川勝平太知事に対する辞職勧告決議案に反対の立場で討論をいたします。
ただいま提出されました決議案は、県議会が川勝知事の辞職を求めるという大変重い意味を持つものであります。
過日の知事発言に対する県民の皆様の声を真摯に受け止め、川勝知事は定例記者会見において県民の皆様に対して心より謝罪いたしました。御殿場市にも出向き市長、議長に発言を撤回し謝罪いたしました。その思いは御殿場市民や県民の皆様にも伝わったと考えます。さらに今後は整理がつくまで政務は行わないと発言されました。このことは自らの行動にけじめをつけるという公人としての知事の強い意思の表れだと受け止めます。
本県には、全国的に注目されているリニア中央新幹線に対する課題、さらに第六波が懸念されている新型コロナウイルス感染症対策、県内経済対策、カーボンニュートラルへの対応、人口減を踏まえた地域づくりなど待ったなしの県政課題を数多く抱えています。そのためにも政治的空白をつくるわけにはいきません。川勝知事には六月の県知事選挙で頂いた数多くの県民の皆様の負託に引き続きしっかりと応えていただきたいと考えております。今知事の辞職の必要はないと考えています。
今後我が会派といたしましても、知事に対してはしっかりと行政のトップとしてふさわしい言動を求めてまいります。言葉の重みをしっかりと認識しより公平な県政運営の推進を図るよう求めてまいるものであります。
私たちふじのくに県民クラブは、県民に寄り添いながら前進ある議会運営を進めるべきと考え、本決議案に反対いたします。
以上、議員の皆様の適切な御判断をお願い申し上げ、反対討論とさせていただきます。(拍手)
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