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本会議会議録
議会補足文書
平成29年６月静岡県議会定例会
| 鳥澤 由克（総務委員会） 【 委員長報告 】 発言日： 07/31/2017 会派名： 自民改革会議 |
○議長（杉山盛雄君） ただいまから会議を開きます。
議事日程により、常任委員会に付託をした知事提出議案第八十四号から第百号までを一括して議題とします。
各常任委員長から委員会審査の経過並びに結果の報告を求めます。
最初に、総務委員会委員長 鳥澤由克君。
（十四番 鳥澤由克君登壇 拍手）
○十四番（鳥澤由克君） おはようございます。総務委員会における審査等の概要と結果について御報告をいたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第八十四号議案「静岡県職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」外八件であります。
まず委員から、議案第八十七号及び第八十八号に関し県税の特例制度の周知方法、利用見込み及び税収への影響についてただしたところ、当局から、関係市町と連携して対象地域の事業者や関係団体に対して説明会等を実施するほか、県民だよりや市町広報誌への掲載、マスコミへの情報提供などを通じて周知する予定である、半島振興対策実施地域では十三件、過疎地域では三件、合計十六件の利用を見込んでいる、五千三百六十万円の減収となるが、七五％については国からの減収補措置を受けられるため、実質一千三百四十万円の減収となる見込みである、また特例制度の導入による経済波及効果として年間四十人の雇用創出と一億三千二百万円の消費支出が見込まれるとの答弁がありました。
次に、議案第百号に関し生座本磯美氏を再任する理由についてただしたところ、同氏は医療、看護及び介護分野での経験を生かしみずから認知症サポーター養成講座の講師を務めるとともに、警察職員の介護研修への参加を提言するなど高齢化社会における警察活動の充実に尽力されている、また高齢者とのコミュニケーション能力の向上について技術習得を図るべきとの同氏の提言に基づき、今年度から警察学校において初任補修科生を対象とする高齢者安全指導コンクールを開催しているところであり、こうした現任期中の活動を評価し再任することとしたとの答弁がありました。
次に、内陸フロンティアを拓く取り組みに関し次期計画の策定スケジュール及びその内容についてただしたところ、秋までに骨子案を作成し、市町や関係団体からの意見聴取やパブリックコメントの実施を経て次期計画案を来年三月に公表することとしている、県内全域に広がった推進区域を核として隣接県や市町間の広域的な連携による取り組みの拡大を視野に入れ、現在の取り組みを進化させた新たな戦略となる次期計画を策定したいとの答弁がありました。
次に、若年層の投票率が低いことに関し県選挙管理委員会としてどのように受けとめているかについてただしたところ、十九歳から二十歳代前半の年齢層で投票率が低いのは住民票を移動せずに親元を離れた若者が投票しないことが原因の一つであると考えている、県選挙管理委員会としては、若者の政治参加意識向上のため高校生を中心とした選挙出前講座の開催や今年度十六名任命した若者選挙パートナーによる選挙啓発、新入生ガイダンスでの大学生への周知等を行っている、また市町の選挙管理委員会に対し駅構内や大型商業施設等の有権者にとって利便性が高い場所への期日前投票所の設置を依頼していく、投票しやすい環境づくりにも努めていくとの答弁がありました。
そのほか、議案第八十九号に関し特別支援教育就学奨励費補助金の支給事務における所得情報等が必要となる対象者の範囲、議案第九十八号に関し新たに教育委員会委員に任命する加藤百合子氏に期待すること、会計事務及び物品事務指導検査における改善指導の内容と要因分析に基づいた対策、静岡県職員の採用試験に関し行政総合型試験区分を取り入れた趣旨及び今年度の試験においてその公募人数を減らした理由、基金残高をめぐる国の議論とそれに対する考えなどについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしまして議案第八十四号から第八十九号まで第九十八号から第百号までは全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決または同意すべきものと決定をいたしました。以上で委員長報告を終わります。
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