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平成27年5月静岡県議会臨時会
藪田 宏行(総務委員会) 【 委員長報告 】 発言日: 05/20/2015 会派名: 自民改革会議 |
○議長(吉川雄二君) ただいまから会議を再開します。
議事日程により、総務委員会及び厚生委員会に付託した知事提出議案第八十八号から第九十一号までを一括して議題とします。
各常任委員長から委員会審査の経過並びに結果の報告を求めます。
最初に、総務委員会委員長 藪田宏行君。
(三十九番 藪田宏行君登壇 拍手)
○三十九番(藪田宏行君) 総務委員会における審査の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第八十八号議案「静岡県教育長の任命について」外二件であります。
初めに、議案第八十八号についてであります。
本議案は教育委員会制度の改革に伴う重要な人事案件であり、詳細かつ慎重な審査を行うため、参考人として教育長候補者である木苗直秀氏に御出席いただき静岡県の教育行政に対する抱負について伺い、その後質疑を行いました。
木苗氏からは、急速な少子高齢化による人口減少が教育などにもたらす影響が危惧されている、国では人材こそが最大の資源と考え教育再生を積極的に進めており、本県では有徳の人づくりを目指したアクションプランのもとで人材育成が進められている、また総合教育会議では教育政策の基本となる大綱等の協議が行われる、知事、県議会と十分な意思の疎通を図りつつ教育行政を推進し、各市町とも教育政策の融合を図り、本県の未来を託す人材育成とともにグローバルに活躍できる人材育成を目指して県民の皆様とともに積極的に進めていきたいとの説明がありました。
その後の質疑では、委員から本県の教育現場における課題認識とその対応について伺ったところ、木苗氏からは、静岡県の固有の課題である学力の問題を初めとするさまざまな課題に対して、教育現場に出かけ現場の教員やPTAとも十分にコミュニケーションをとりながら取り組んでいきたいとの答弁がありました。
そのほか、教員の多忙化と小中学校教員の連携、児童生徒を取り巻く環境の課題、新教育委員会制度における知事との関係などについて質疑がありました。
次に、参考人質疑終了後の当局への質疑でありますが、木苗氏を選任した経緯、小中高等学校、特別支援学校の教育経験がない方を選任した理由などについても質疑がありました。
以上が当委員会における審査の概要でありますが、結果といたしましては議案第八十八号から第九十号までは全員一致をもって、それぞれ同意または承認すべきものと決定しました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
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