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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年2月静岡県議会定例会

市川 秀之 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/21/2023番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 市川議員にお答えいたします。
 私の政治姿勢についてであります。
 有徳の人についてお尋ねでありますが、私は知事に就任して以来県政運営の基本理念として富国有徳のふじのくにづくりを掲げてまいりました。ふじのくにという名称は静岡県のことでございますが、それを誰がいつ言い始めたのか調べてみましたけれども分かりません。一九八〇年代ぐらいから使われ始め知らぬうちに静岡県のアイデンティティーになってそれが共有されているというものでございます。そうしたことであれば、ふじのくににふさわしい地域づくりをする。ふじのくにの名称は富士山に由来することは言うまでもありませんから、富士山のように美しく調和した徳のある豊かで自立した地域づくりを目指そうというものであります。
 富士の漢字は、古来幾つもの漢字が使われてきましたけれども今は富という字と士という字で広まっております。有徳の人というのは士というのを言い換えたものであります。地域づくりの礎は一にも二にも人にあります。個人として自立し人との関わりを大切にしながら、また学問、スポーツ、芸術あるいはものづくり、農業、林業、水産業、様々な自分が得意とするものを磨いて、それによって世のため人のために尽くし結果として人々に仰ぎ見られる、それがいわゆる徳のある人、有徳の人ではないかというふうに思います。そうした観点から才徳兼備ということが大切であると。一言で言えば有徳の人の育成に地域ぐるみ、社会総がかりで取り組もうではないかということでございます。
 有徳の人とは、今申しましたとおり霊峰富士のように気品をたたえ美しく調和した人格を持った人物でございます。私自身は、今日もそうでございますけれども知事室の窓から富士山を仰ぎ見ることができます、富士山を見て恥ずかしくない日々を送ろうというふうに自らを律しているところであります。
 私は県政に係る諸課題に対しまして常に全身全霊を傾け真摯に取り組んでおります。その際言葉遣いには十分留意しつつも言うべきことは言わねばなりません。議論すべきことは民主主義でございますから多事争論、万機公論で議論をした上で県民の皆様にとって最善の結論を導き出すことが肝要であります。こうした自らの姿勢は就任以来一貫して変わりません。議員御指摘のように若者をはじめとした県民各位の先生になるということは大変難しいことでございます。しかし好むと好まざるとにかかわらず本県を代表する立場でありますのでそのように、つまり先生であるとか模範であるとかということが求められているということを自覚いたしまして日々研さんを重ねなくてはいけないと考えております。
 振り返りますと、富士山と日本人の代表が誰かとすれば最初に富士山に登った人、史実ではないですけれども聖徳太子ということになっております。聖徳太子伝記暦絵巻にそれが描かれております。
 したがって、聖徳太子、仏教立国の父と日本の仏教の父と言われますけれども、その当時の仏教は学問ですから学問立国ということでこの国のもとずえを和をもって尊しとなすということで築かれたと、その理念と富士山の姿が調和しているのではないかというふうに思います。そのような意味におきまして我々は模範を持っていると。人においては聖徳太子、自然におきましては富士山ということでございますが、今後も社会、世のため人のために努力をする才徳兼備の人すなわち有徳の人と、特に将来を担う青少年、子供たちに対して好むと好まざるとにかかわらず模範であることが求められているということを自覚いたしまして不断の努力を重ねる所存であります。
 私の人物評価につきましては、県民の皆様に委ねるものでございます。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp