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令和4年12月静岡県議会定例会
飯田 末夫(建設委員会委員長) 【 委員長報告 】 発言日: 12/21/2022 会派名: |
○議長(藪田宏行君) 次は、建設委員会委員長 飯田末夫君。
(十五番 飯田末夫君登壇 拍手)
○十五番(飯田末夫君) 建設委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百三十五号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」外十六件であります。
まず委員から、議案第百三十五号及び第百七十七号に関し補正予算の主な内容についてただしたところ、当局から、議案第百三十五号は台風十五号により被災した公共土木施設の復旧及び土砂災害防止施設、港湾施設の整備等を行うものである、また議案第百七十七号は国の補正予算に呼応し防災・減災対策の観点から水災害対策や重要インフラの老朽化対策も含めた早期着手可能な箇所における道路の新設・改築、河川改良、津波・高潮対策などを推進するため計上したとの答弁がありました。
次に、盛土条例施行に伴う建設発生土対策に関し十月に運用を開始した静岡県建設発生土マッチングシステムの特徴と利用状況及び建設発生土の適正処理に関する対応方針の内容と策定時期についてただしたところ、マッチングシステムは公共、民間問わず土砂の情報をスマートフォン等を使ってどこでも簡単に登録と検索ができるものである、現在の登録者数は公共が約六十、民間が約百と民間事業者の関心が高まっており今後もPRをしながら登録者数を伸ばしていく、また対応方針については計画段階における土砂の発生抑制、発生時の工事間の利活用促進及びやむを得ない場合の適正処分などを主眼とし状況に応じた対策を整理した上で令和四年度中に策定したいと考えているとの答弁がありました。
次に、遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画に関する今後のスケジュールについてただしたところ、年明けに関係団体へのヒアリングを実施しそこで得られた意見を取り入れ二月定例会で公園及び野球場プランの絞り込み案を示した後にパブリックコメントを行う、令和五年六月定例会でパブリックコメントへの対応等について報告の上、基本計画を公表する、なお官民連携導入可能性調査については基本計画を踏まえて七月から八月に民間事業者から聞き取り等を実施するとの答弁がありました。
次に、経営状況を踏まえた今後の道路公社の在り方についてただしたところ、他の自治体では管理している道路の償還期間が終了し道路公社を廃止しているところもあるが道路公社が行っている有料道路事業は市場から資金を調達して整備を進められるため年度予算に縛られる公共事業よりも早く供用できるメリットがある、また道路公社では有料道路の利用促進のための様々な取組を行っており引き続き収益の健全化を目指していくとの答弁がありました。
そのほか、港湾におけるブルーカーボンの取組状況、建設資材価格高騰に対するインフレスライド条項を適用した件数、国際クルーズ運航のための感染拡大予防ガイドラインに対応した国際クルーズ船受入れの再開、新ビジョン評価書案に関し流域治水の取組、伊豆地域の道路の整備状況などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百三十五号、第百三十七号、第百四十二号、第百四十七号、第百五十三号、第百五十四号、第百五十六号から第百六十三号まで、第百六十七号、第百七十七号及び第百七十八号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
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