• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年12月静岡県議会定例会

増田 享大 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/12/2022番目)
答 弁 者副知事


○副知事(森 貴志君) リニア中央新幹線工事に伴う環境問題についてお答えいたします。
 リニア中央新幹線工事の発生土処理につきましては、JR東海は法令等に基づき盛土し責任を持って管理していくと説明しています。法令等の基準を満たすことは最低限必要ですが大規模崩壊を繰り返す南アルプスの特殊性を踏まえるべきと専門家からの指摘がされている中、流域の皆様の不安が解消されるには現在至っておりません。
 リニア中央新幹線工事に伴う発生土処理は、静岡県盛土等の規制に関する条例の適用対象であることから条例に基づき適正に対応してまいります。あわせて過去にその上流部で大規模崩壊が起きたと専門家から指摘されている燕沢に大規模盛土を行うことは妥当なのか、最悪を想定したリスク管理が適正に行われるかなど県地質構造・水資源専門部会の場で対話を進めてまいります。
 導水路トンネルによって大井川に戻す水の水質につきましては、JR東海は自主的に管理基準を設定しその基準内となるよう処理を行った上で放流すると説明しています。この管理基準は自然由来の重金属についてこれは水質汚濁防止法の排水基準を採用しており、水素イオン濃度と浮遊物質量については水質汚濁防止法より厳しい環境基本法の環境基準を採用しております。しかし法令等の基準を満たしたとしても大井川の水は環境基準で設定されている水準より水質が清浄だと専門家から指摘されているところであり、水質が変化することでこれまでと同様の水利用ができるのかという流域の皆様の不安が払拭できるとは思えません。またトンネル湧水の水温は通常河川水よりも高くなることが予想され、そうした影響への具体的な対応方策も示されておりません。水質の悪化は生態系にも大きく影響を与えることが懸念されます。
 県といたしましては、国土交通省の環境保全有識者会議の議論を注視するとともに、県の地質構造・水資源、それから生物多様性、この二つの専門部会で流域の皆様はじめ県民の皆様の不安が払拭されるまで徹底的にJR東海と対話を進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp