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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年6月静岡県議会定例会

小野 達也 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/29/2016番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 本日、伊豆シリーズの掉尾を飾る小野議員は、伊豆の柱である観光から説き起こし全てのもとである教育、人材育成論で結ばれました。お見事であったと存じます。
 小野議員にお答え申し上げます。伊豆の魅力向上についてのうち、伊豆地域の観光振興の姿についてであります。
 伊豆半島を私は世界で最も美しい半島であるとかねてより思っておりました。もしそれを比べるならばヨーロッパにおきましてはスカンジナビア半島かイベリア半島かバルカン半島か、いや、そうではありますまい、半島の国イタリアであると思っていたところでございます。
 そうしたところ、何とイタリアのほうから大使館を通じて伊豆半島をスポーツを通して活用させるといいますか友好関係を結びたいというお申し出があり、それがことしの秋には実現の運びとなったのは御同慶の至りであります。実際、沼津と熱海、それぞれ仮に熱海をジェノバというふうに例えますればジェノバの下にはローマ、ローマの下にはナポリがあります。さしずめローマに当たるのは伊東であります。ナポリに当たるのはこれは下田ということになります。カプリ島に当たるのが初島ということになるでしょう。ベスビオ火山に当たるのは天城ということになります。そして沼津はベネチアということになりますが、この東側は首都圏とほぼ一体でございますので沼津は、これは世界で最も美しい湾の根っこにあるということで最高の日本の人口を擁する首都圏と世界で最も美しい湾、これを構成する最も重要な陸地が伊豆半島、それと富士山ということになりますが、そうした意味におきまして私はどこに出しても恥ずかしくない半島であると思っておりました。そしてかつさまざまな歴史資源、文化資源に恵まれているところでございます。
 そうした中で、世界遺産韮山反射炉は、このたび明治産業革命の構成資産の一つとして選ばれましたし、また川端康成が伊豆は日本の歴史の縮図、あるいは詩の国、あるいは南海の贈り物、伊豆半島全体が一つの公園であると喝破いたしましたように、文学にも恵まれこれはいずれ必ず世界ジオパークに認定されるものとしてますます伊豆の場の力がこれから発現してくるものと確信しております。
 静岡県では、こうしたさまざまな伊豆半島の魅力を多くの方々に体感していただくために平成二十六年度から伊豆南部地域におきまして体験型旅行商品を一元的に提供するツアーセンターの設置運営を支援しております。また昨年度は国の地方創生交付金を活用した伊豆地域の体験型旅行商品の割引チケットを販売し八千五百枚が完売するなど好評を得たところであります。
 先月末には、伊豆半島全域の観光地域づくりのかじ取り役として美しい伊豆創造センターが日本版DMO候補法人の登録を受けました。マーケティング機能を強化しつつ農林水産業、商工業、スポーツなど多様な関係者を巻き込みながら地域が一体となって観光資源の活用、提供を進めることになりました。県におきましても本年四月に東部総合庁舎内に伊豆観光局を設置し地域により近い場所で連携を密にしてこのセンターの取り組みを支援しております。
 また、好調なインバウンドを一層取り込むことも重要であります。案内表示などの多言語対応やWiFi環境の整備、まち歩きのためのガイドマップやアプリの作成など外国人に安心、快適な旅行を楽しんでいただけるように受け入れ環境の整備を促進してまいります。
 さらに、観光施設の整備に当たりましては、市町と連携し景観に配慮した整備を行うなど世界一美しい半島にふさわしい良好な景観形成を目指してまいります。
 イタリアが都市国家群ということとあたかも平仄を合わすように、伊豆半島も沼津や三島を入れなくて十一市町のまとまりであります。しかしちょっとばらばらという面もありますのでこれを何としてでも一つにしたいと、そのために土屋副知事を任命いたしました。いわば江川太郎左衛門です。しっかり相模も武蔵も視野に入れて江川太郎左衛門代官様がですね、全体を、関八州に目を向けられて、また日本全体に対して使命感を持っておられる。世界にも目を向けられていた。そういう中心的な役割を果たしてもらいたいと強く期待しているところでありますので何とぞ御協力また御支援のほどもお願いをしたいと存じます。
 これらの取り組みを通じ住民の地域への愛着や誇りの醸成が進むと考えておりますが、地域の価値を高めることで伊豆地域が「住んでよし 訪れてよし」の人々を引きつけまた憧れられる地域となりますよう、さまざまな地元関係者の皆様と一体となった観光地域づくりを推進してまいります。
 なお、その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp