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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成25年6月静岡県議会定例会

石橋 康弘 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:07/26/2013番目)
答 弁 者知事


○議長(中谷多加二君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 石橋議員にお答えいたします。
 初めに、富士山世界文化遺産登録に伴う環境保全と広域観光振興についてのうち、広域観光振興についてお答えいたします。
 本県は、世界遺産富士山や伊豆半島ジオパーク、浜名湖など県内全域で世界に誇る観光資源に恵まれております。これらを結ぶ東名、新東名などの自動車道を五つの大路と位置づけまして、それぞれの周辺地域の特色をまずは食というところから生かしていこうということで、食の都大路を進めているところでございます。
 三年前に食の都仕事人という方たちを二百人表彰いたしまして、その後それが順調に発展いたしまして既に食の都仕事人のいわゆるレストランガイドというのは改訂三冊目になっております。そしてことし三月に食の都大路マップという簡便なレストランガイドを五分冊、プラス花めぐりの六分冊で発行いたしました。昨年四月に新東名が開通し、そして本年度末には東駿河湾環状道路と圏央道の開通が見込まれております。
 こうしたことに助けられまして食の都大路マップは、ことし三月に十万部作成したわけですが現段階でもう既に八万八千部以上が配布されておりまして、大変な人気になっております。文字どおり食の都としての位置づけが多くの方々に支えられて、それが数字にあらわれていると考えているところでございます。今はこうした形で広い地域からお客様を迎えることが可能になっております。県内での移動もスムーズになっておりますので、広域観光を振興する条件が整ってきたという認識を持っています。
 去る六月に東京で観光商談会を開催いたしました。そして交通アクセスについて丁寧に御説明申し上げた上で各地の見どころや食の魅力などを紹介し、県内を周遊する商品の造成を働きかけ確かな手応えを得たところでございます。今後は名古屋と大阪でも同様の商談会を開催いたします。
 また、韓国、中国及び台湾に加えタイやマレーシア等訪日客数の増加が著しい国々におきましても観光展への出展や現地旅行会社の県内への招請を実施するなど富士山を中心に据えた商品造成を働きかけてまいります。
 これからは、地域間競争に勝ち抜かねばなりません。行政、観光関係者はもとより農林水産業者や商工業者などが知恵を出し合って、それぞれの観光資源を結びつけることで新しい価値を創造し、魅力を一段と高めていくということが大変重要になります。
 県内全域への一層の誘客を図るため、地域の観光を担うさまざまな主体が力を合わせて世界遺産富士山とふじのくに静岡の多彩な魅力に磨きをかけ、国内外に積極的に発信することで広域観光を振興してまいります。
 次に、東南アジアとの交流促進についてであります。
 ASEAN共同体の創設に向けて、東南アジアでの経済連携が極めてスムーズに進行、進展しているという認識を持っております。今後さらに一層の成長が見込まれる域内各国とより密接な関係を構築していくことは、本県の地域外交を展開していく上でも大変重要な課題であると考えています。
 先月シンガポールにおきまして、東南アジア駐在員事務所が開設の運びになりました。これまで四半世紀の間、本県は東南アジアに事務員を派遣しておりましたけれども、これはジェトロの中に机を一つ借りているという状態で、いわばでっち奉公をしているというような状況であったと思っております。そこで四半世紀のこの経験を踏まえまして、そこから自立すると。ジェトロから卒業するということで本県独自の東南アジア事務所を構えたということでございます。そこを見に行きました。大変立地のいいところでございまして、現地の職員も日本語のできる職員がおりまして、いいスタートを切ったと認識しております。
 その開設を記念したレセプションを政府関係者など約百三十名をお招きして開きました。産業、観光、自然の魅力など静岡県の優位性や潜在力を紹介するプレゼンテーションを実施いたしました。また、カンボジアでの富士山世界文化遺産登録活動に伴い、トップセールスを許される時間の中で全力で行った次第でございます。現地の関係者の方々からは、静岡とシンガポールを初めとする東南アジア地域との新しい関係の構築に期待するというさまざまな温かい激励のお言葉をいただいたところでございます。
 今後は、新しくオープンいたしましたこのシンガポールの駐在員事務所を大いに活用いたしまして、イベントへの出展やフェイスブックの活用などを通じてふじのくに静岡県の魅力を発信し、今月からビザ発給要件が緩和されたタイ、マレーシアなどからの定期便就航先の仁川、上海、台北を経由した観光誘客やイチゴ、トマト、ミカンなどの県産品の販路拡大、留学フェアへの参加を通じた本県への留学促進などに積極的に取り組んでまいります。
 また、タイ、インドネシア、ベトナムの三カ国に設置したビジネスサポートデスクによる個々の企業の特性に応じたコンサルティングなどきめ細かな支援を通じて、本県企業の海外展開支援を一層強化してまいります。さらにシンガポールにおきましては、本県の対外関係推進員であるテン・テンダー氏またガン・シャンキョン氏や観光、航空関係者などで構成された現地での応援団である静岡フレンズなどの人脈を活用いたします。
 ただに東南アジア域内だけではなく、台北にも独立した出先機関を開設いたしました。台湾は、地政学的な位置から東南アジアとの関係が非常に深うございます。また沖縄もその昔から南海の物産を集めまして、舟楫をもって万国の津梁となすと言われたくらい東南アジアとの関係が深うございます。それぞれ沖縄に関しましては物産会社に職員を常駐させております。この沖縄の物産会社のうちの職員とそして台湾の出先機関における職員とこうした者とシンガポールとを連携させることを通じて、東南アジア地域との幅広い交流を図っていきたいと考えております。
 今、東南アジアは成長が著しく、この地域の活力を取り込んで、静岡県の発展に資するように努めてまいりたいと考えております。
 その他の御質問につきましては、関係部局長、教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp