• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和3年2月静岡県議会定例会

良知 駿一 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2021番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○議長(山田 誠君) 志村農林水産担当部長。
○農林水産担当部長(志村信明君) スマート農業技術の現場への定着についてお答えいたします。
 本県では、ICTやロボットなどの先端技術を活用して高付加価値化や省力化などを実現するため、AOIプロジェクトや国の実証事業の活用などによりスマート農業技術の開発普及を進めております。こうしたスマート農業技術を着実に生産現場に定着させるためには現場に適した技術や機器の導入、データに基づく栽培管理の実証、投資に見合う効果の検証などが重要であると考えております。
 このため、イチゴやトマト、バラなどの施設園芸ではハウス内の温度や湿度、炭素ガス濃度等の環境を高度に自動制御するシステムの実証を進めてまいりました。農林事務所の指導の下、産地ごとにモデル農家を中心に十五のグループを立ち上げ実証データに基づく栽培管理を徹底して行ってきた結果、例えばイチゴの収量は導入前の一・五倍に増加するなど高い投資効果を得られることが確認できました。これを受けてこの高度環境制御システム導入のための助成制度を九月補正予算で創設したところ十八戸の生産者が装置を導入するという成果が得られており、引き続き導入に向けた支援を行ってまいります。
 また、ミカン園での遠隔制御除草機やバレイショの農薬散布用ドローンなどの機器の導入につきましては使用頻度に比べて高額で個々の生産者では導入が困難でありますことから、共同利用の取組により投資に見合う効果を検証しております。
 さらに、AOIプロジェクトで開発されたトマトの糖度を高める栽培技術や国のスマート農業実証プロジェクトによるキャベツの自動収穫などの成果を活用しまして、品質向上や人手不足など産地が抱える課題を克服できるよう農林事務所が技術や機器の導入を指導してまいります。
 県といたしましては、JAや生産者と連携し技術実証を通じて導入機器の検証と費用対効果の分析を行いスマート農業技術の現場への定着を着実に進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp