• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年6月静岡県議会定例会

塚本 大 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/26/2018番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 民間活力を生かした港湾・空港の機能強化についてのうち、清水港の国際旅客船拠点形成に向けた取り組みについてお答えいたします。
 清水港は、世界で最も美しい湾クラブに加盟する駿河湾に抱かれた日本三大美港の一つであります。また世界遺産である霊峰富士を仰ぎながら寄港できる、まさに日本を代表する海の玄関口であります。
 この類いまれなる場の力を生かし、県はゲンティン香港の母港化と北東アジアクルーズの東日本における拠点化を目指しまして、旅客施設の整備やゲンティン香港の係留施設の優先利用等について定めた清水港国際旅客船拠点形成計画を昨年十二月に策定いたしまして、本年三月にはゲンティン香港とクルーズ拠点形成に関する協定を締結いたしました。この協定ではゲンティン香港が二〇二〇年三月までに清水港日の出地区の六号上屋を税関、入国管理、検疫機能を持つ旅客船ターミナルとして再整備することとなっております。現在施設配置や規模など整備内容の詳細な協議を進めております。
 また県は、国の国際クルーズ旅客受入機能高度化事業を活用いたしましてクルーズ船から旅客船ターミナルを結ぶ屋根つき通路の整備を行うほか、待合機能等の強化に向け四号上屋の改修、五号上屋跡地への緑地整備などを旅客船ターミナルの完成にあわせて行う予定であります。さらに国土交通省は大型クルーズ船が二隻同時に接岸できるよう岸壁等の整備を進めています。
 県としましては、国やアジアクルーズで長年の実績と豊富な知見を有するゲンティン香港との連携によりまして清水港の大きな可能性を最大限に引き出し、クルーズ船会社やお客様に高く評価されより多くの旅客や県民の皆様が集う快適で魅力ある国際旅客船拠点の形成に向けて取り組んでまいります。
 次に、公共施設等運営権制度導入後の富士山静岡空港の将来についてであります。
 県では、富士山静岡空港のさらなる発展を目指し、公共施設等運営権制度を活用した民間による一体的かつ機動的な空港運営の実現に向けた取り組みを進めておりまして、本年三月に三菱地所・東急電鉄グループを優先交渉権者として選定したところであります。優先交渉権者から空港利用者を倍増させるという高い目標が提案されたことは、外国人出入国者数が地方管理空港で八年連続一位となる国際線に強い空港であることや本県が世界遺産富士山を初め豊かな観光資源を有することなど、富士山静岡空港のポテンシャルが高く評価されたものと考えております。
 優先交渉権者には、富士山静岡空港株式会社の株式の八割を取得し空港を運営していただくこととなります。優先交渉権者である三菱地所、東急電鉄はそれぞれ高松空港、仙台空港におきまして運営権に基づく空港事業を既に展開しており実績も上がりつつあります。民間の経営力を最大限に発揮するとともにそれぞれの実績を生かし、空港活性化に向けた取り組みを確実に実行していただけるものと確信しております。
 運営権制度の導入によりまして、県は運営権者による空港運営を監督、評価する立場となります。また滑走路等の更新費用は運営権者の負担となりますが、空港の設置者としての安全・安心な運営を確保するために一部施設の更新費用を負担することといたしました。さらに県として交流人口の拡大、本県経済の発展等に向け観光、ビジネス、文化、教育、スポーツなどさまざまな分野における交流や地域づくりを県内経済界、市町、富士山静岡空港利用促進協議会等と協力をして促進し空港の利用拡大とそれを生かした地域の活性化を図ってまいります。
 県としましては、富士山静岡空港が首都圏空港の一翼を担う空の玄関口として、また県内経済の発展や人々の交流の促進に大きく貢献できる社会資本として活力と魅力にあふれる空港となるよう、運営権者と連携をして全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp